どうも。新潟県三条市の中心部(まんなか)にある由緒正しき飲食店街「本寺小路」(ほんじこうじ)でクラフトビールを中心とした飲食店「Beerhouse3」を、とりあえず何とか開業いたしました店主いけのです。
タイトルは、言ってみたかっただけです。すみません、すみません。よく新人バンドデビュー時にレコード・レーベルが使ったりするんです。Weつっても、個人商店ですし。
と言う訳で新樽、入荷いたしました。カリフォルニア州サンディエゴの新進気鋭の醸造所、セイント・アーチャーのIPAです!
セイント・アーチャーは、ピッツァポート、マウイというそれぞれ実力ある醸造所出身の醸造家と、カリフォルニアのサーファー、ボーダー、スケーター、フォトグラファー、ミュージシャンなどなど、Xスポーツ系人脈とクリエイティブ層とによって2013年に立ち上げられた醸造所です。
店主いけのはXスポーツに全然、ご縁がないので、ブルワリのアンバサダー(親善大使)ページに載っている人達を見ても誰も知りませんが。すみません、、、
Ambassadors – Saint Archer Brewery
ところが、2013年に立ち上げられたばかりだというのに、昨年2015年秋に、超大手のミラー・クアーズに売却されてしまいました!
と言うか、さっきの醸造所紹介文もミラー・クアーズのHPを参考に書きました。
※ミラー・クアーズのページを開くと、年齢確認を求められますが、生まれた月、日、年をそれぞれ入力して成人ならば見れます。
と言う訳で、今日の午前中に書いた記事のとおり、実は大手傘下に入ってしまって、もうクラフトビールではない…?!
ミラー・クアーズ傘下のクラフトっぽい醸造所と言えば第1弾として、ベルギー・ビールを勉強中の若手醸造家に出資して立ち上げさせたブルー・ムーンがおり、上記ページの1番上にも掲載されております。
ブルー・ムーンなんて、もはや、この人口10万人都市の三条ですらもイオンに行けば買えてしまう大衆商品。大手と侮れない味だけど。
もちろん、それだけの販売網を持つ企業であれば、今後、セイント・アーチャーも気軽に飲める時代がくるかも、と期待もできる一方、大量につくるために、より効率よいレシピに変わってしまう、共同調達するため原料を変えてしまう、という可能性もあると思います。
とは言え、現状、まだ従来のインディペンデント時代と変わらないレシピで、間違いなく、届いているはず。
醸造所公式ページによる、IPA解説。
Hop-forward, yet civilized. Bitter but balanced. Citrus/tropical notes from Amarillo and Simcoe hops backed up by a chorus of Centennial, Chinook, Columbus, Simcoe, and Citra Hops.
(いけの訳*1)
ホップ志向だけど洗練された味わい。苦いけどバランスは取れている。アマリロ、シムコー・ホップによる柑橘系/トロピカルなトーンを、バックコーラスのセンテニアル、チヌーク、コロンバス、シムコー、シトラ・ホップが支える。
色々、書いてあるカタカタの名前は、全部、ホップの品種です。
ホップと言うのは、どんなビールでも大抵、入っている基本的な原料の1つで、ビールにフルーティな香りと苦みを与えるハーブ、というか、草です。
正直、ホップの種類は、いけのも多すぎて、どのホップがどういうフレイバーなのか、特に複数を組み合わせたときの雰囲気は全然、勉強が追い付いておりません。
でも、まあ、飲んだ時の感じとしては、Civilaized≒文明的、と豪語するほどの格調高い香りがすげーうまいっす! 個人的には、もう少し苦みが薄いほうが好きですが、このくらい苦い方がビール!って感じでお好きな人も多いのでは。
本日のフード・メニューとして、東京・押上、スパイスカフェ伊藤さんリスペクトで仕込んだチキンピックル試作版が、どうみてもカイエンペッパーとジンジャーを入れすぎて、めっさ辛くなってしまったのですが、IPAに合わせるなら、このくらいでいいかもしれません。
SPICE CAFEのスパイス料理―日々のおかずと、とっておきカレー
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と言うか、abv *2が7.0%! 撮影用にサーブしたビールをさっき試飲したんですが、結構、回ってます! 営業大丈夫かな、、、
この他、スワンレイク・アンバーは新樽で復活、コエド伽羅は残りわずかです。他にも発注も検討しておりますが、とりあえず海外品は樽が大きくて、ある程度減ってくれないと、怖くて発注できないので、よろしくお願いします。