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Beerhouse3営業日誌

ものづくりの街、新潟県三条市でビール屋はじめました

若者のパン離れ

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フリー写真素材ぱくたそ

 

 どうも。新潟県三条市の中心部、「本寺小路」でクラフトビールを中心とした飲食店「Beerhouse3」を、とりあえず何とか開業いたしました店主いけのです。

 

 しばらく前にネットで流れてきて見かけたフランス、ル・フィガロ紙Web版の記事。 

www.lefigaro.fr

 

 いや、フランス語は全然、読めないんですけども。

 

 Google翻訳にかけて英文にしたら、何とか大意は取れるレベルに。細かい部分は、まだ機械翻訳に調整の余地があるのか、こちらの英語力がないせいか判別不能。

 インド・ヨーロッパ語族間の機械翻訳技術の進化すげー & 英語の国際語化がますます進むなー*1

 

 …という話は置いといて、本題。

 

 フランスで一人当たりのパン消費量が年々、減少している、という話。

 当記事タイトルの若者に限った話かどうかは、元の記事では言及してませんが。

 

 消費減の原因は3つあり、そのうち記事の主題として取り上げているのは、EU内の不公平な税制のせいで、フランス産小麦粉の小売価格が高止まりしているせいだ、と。その結果、税制上有利なドイツ産の輸入量が増えていて、フランス国内の製粉業者はますます窮地に立たされており、有機小麦粉や繊維質の多い品種などの新市場への進出を模索している、と。

 

 これはこれで先般のイギリスのEU離脱投票を考えると、注視が必要な論点ではありますが、フランスでパンの消費が落ちている要因として大きいのは、するっと流されている残り2つなんだろう、と思われます。

 

 1つには、食餌制限の中でしばしばパンが目の敵にされていること、もう1つは、ライフスタイルの変化で朝食の時間が短くなっていること、と指摘しております。

 

  糖質制限ブームって、そもそも海外から来たものなんだろうとは思っていたんですが、フランスでも大変なんですね。

 唾液によってデンプンを糖化できる動物が人間以外にどのくらいいるのか知りませんが、人類は穀物を発見することによって、糖質、つまりエネルギーの長期保存、長距離輸送、計画栽培が可能になったわけであります。

 これにより、食料探索の制限から解放された人類は、活動時間を延ばし、行動範囲を広げることができて、文明が発生した。

 まあ、農耕を始めてから(中東で2万3年前)、いわゆる文明って呼ばれるレベルまで(シュメール文明で1万年前)、だいぶ時間は掛かってますけども。

 

 ともあれ、現代社会では、なんでパンをあまり食わなくなったか、と言うと、そもそも、糖分を常時摂取できる状態に、動物としての代謝系の進化が追い付いておらず、糖分摂取過多が健康上、よくないらしいと分かった、というのが1点。

 で、さらに、穀物からさらに進んで、まず製糖技術の進化により糖分を直接、保存・流通・摂取可能になり、さらに、冷蔵技術、自動車や鉄道、飛行機といった移動機械、ハウスや植物工場といった栽培技術がそれぞれ進んでいるので、穀物以外の食品からも、かなり自由に糖質を摂れるようになった、てこともあるんじゃないかと思う次第。

 

 となると、パンは、生きるための手段としては、今後、ますます重要度が下がっていくんだろうな、と思うところです。

 

 もちろん、「人はパンのみにて生きるにあらず」という言葉が、ここまでしっくりこない用法もアレですが、パンにはパンで歴史的、文化的、嗜好的な側面がある訳ですので、その辺りから需要を作り出せるのだろうとは思いますが。

 少なくとも、日本におけるパン食の普及なんて、ほぼほぼ生活のためと言うより、文化的ニーズによるものと思われますし。

 

 パンに限らず、いろんな食文化で同じことを考えていく必要があるんだろうとは思います。

 人口爆発や紛争、天変地異による食糧難って可能性…も、なくはないでしょうけども。

*1:なお、日本語への訳は全然、意味とれません…