2017年８月第１，２週のＢＧＭ（L,N,P,R,S,T,U）

　どうも。新潟県三条市の中心部、「本寺小路」でクラフトビールを中心とした飲食店「Beerhouse3」を、とりあえず何とか営業しております店主いけのです。

　また更新が遅れて２週分マトメてとなりますが、ＢＧＭ、８月１週目と２週目分です。

Rainbow (UK-Hard Rock) / Down To Earth (1979)
　 ←　Mr.Big (US-Hard Rock) / Defying Gravity (2017)
Stone Sour (US-Hard Rock) Hydrograd (2017)
　 ←　John Norum (Sweden-Hard Rock) / Face The Truth (1992)
Tribe Of Gypsies (US-Hard Rock) / Standing On The Shoulders of Giants (2000)
　 ←　Pearl Jam (US-Alt.Rock) / Ten (1991)
Uriah Heep (UK-Hard Rock) / Demons And Wizards (1972/2003)
　 ←　Linkin Park (US-Alt.Metal) / One More Light (2017)
Nickelback (Canada-Hard Rock) / Feed The Machine(2017)　 ←　３週目

　ＱはフジロックにQueens of the Stone Ageも来たしな！　とか一瞬思ったのですが、即座に心を入れ替えて今回もパスしまして、Ｒ。

　Ｒも実はメタル系を除くと以外に選択肢が少ない中、前回のLong Live Rock N'Rollに味を占めてポップ寄りのRainbowで、ロニー・ジェイムズ・ディオが脱退し、グラハム・ボネットが加入してポップ化を図った４作目。こちらは前回と違って特にリマスタリングとかボーナストラックとかはない、至ってノーマルなバージョンです。

　まあ、クオリティは高いけど、ファンがリッチー・ブラックモアに期待するのは、そういうことなのかってアルバムではあります。

　Ｓは、Slipknot（店では絶対使えない）のヴォーカル、８番ことコリィ・テイラー率いる、Stone Sourの今年出たばかりの通算６作目。

　元々、Slipknotにコリィが誘われる以前に、ジム・ルートたちとやっていたバンドで、コリィとジムのSlipknot参加に伴い活動を停止していたのを、2002年に再開。その後、ジムもSlipknotに専念するため脱退するなど、現在のオリジナル・メンバーはコリィ一人になっています。

　再結成当初は、Slipknotには（その要素は持ち込んでいるものの）似ても似つかない、オーソドックスでメロウなハードロックをやっていたのですが、その後、Slipknotにメロディ要素が増えた一方、Stone Sourでもヘヴィな曲も増えて、まあ、メンバーの人数と曲の構成がシンプルなくらいの違いに。

　Ｔは前から使おうと思いつつ、使おうとした週に限って、ＣＤが見当たらず断念していたカリフォルニア拠点のラテン・ハード・ロック・バンド、Tribe Of Gypsiesの2000年発表３作目。ちょいとウチのラインナップの中ではラテン・ノリが強すぎる印象もありますが、ロイＺのギターとかは普通にマイケル・シェンカー、ゲイリー・ムーア的であったり、やっていることは結構オーソドックスなハードロック・バンドだと思うんですよね。

　元々、ロイＺがIron Maiden脱退中のブルース・ディッキンソンのソロ作品でサポートを務めたことから注目を集めたバンドということもあって、その後、同じくJudas Priest脱退中のロブ・ハルフォードを手伝うなどで忙しくなる一方、こちらのバンドはヴォーカルを中心にメンバーが固定されず、06年にアルバムを出した後、いつの間にか活動が停滞。

　Ｕは、そういえば使ってなかった70年代ハードロックの雄、Uriah Heepの４作目。

　Deep Purpleのジョン・ロードと並んで、ケン・ヘンズレーはハモンド・オルガンのハードロックでの可能性を広げた人物であり、「悪魔と魔法使い」というタイトルが示す世界観なども含めて、その後のハードロック／ヘヴィメタルに与えた影響は大きいところです。

　とは言え、日本では1970年代にリアルタイムでUriah Heep聴いてた人たちって、どのくらいいるんでしょうね？　いや、Deep Purple、Led Zeppelin、Black Sabbathあたりでも、偉そうに語る割には、あなたもリアルタイムでは聴いてないですよね？ってオジサマがたも結構、見かけるんですが。