どうも。新潟県三条市の中心部、「本寺小路」でクラフトビールを中心とした飲食店「Beerhouse3」を、とりあえず何とか営業しております店主いけのです。
遅くなりましたが、2018年2週目、先週分のBGMです。3週目分はまた後で。2週目分は、1週目に続きバンドが薄いPとQ。
- Mastodon (US-Stoner/Sludge) / Emeror of Sand (2017) ← 3週目
- Nickelback (Canada-Alt.Metal) / Feed The Machine (2017) ← 2週目
- Ozzy Osbourne (UK-Hard Rock) / Randy Rhoads Tribute (1987) ← 2週目
- Prophets of Rage (US-Rap Metal) / Prophets of Rage (2017)
← Jeff Beck Group (UK-Hard Rock) / Rough and Ready (1971) - Quiet Riot (US-Glam Metal) / Metal Health (1983/2012)
← Linkin Park (US-Alt.Metal) / One More Light (2017)
- Prophets of Rage (US-Rap Metal) / Prophets of Rage (2017)
- Quiet Riot (US-Glam Metal) / Metal Health (1983/2012)
Prophets of Rage (US-Rap Metal) / Prophets of Rage (2017)
Pは3月末に来日も決まったラップ・メタルのレジェンド、Prophets of Rage。
…つっても、1990年代に、アレだけRage against the Machineに熱狂してたオシャレ音楽愛好家の皆さんにも、あんまり認知されてないような気がします…。まあ、ザック・デラロチャは参加してないとは言え…。
RatMの楽器隊の3人、トム・モレロ、ティム・コマフォード、ブラッド・ウィルクは、2000年代には、Soundgardenのクリス・コーネル(R.I.P.)とAudioslaveを結成し、こちらはクリス・コーネルのロバート・プラント感もあって、Led Zeppelin風のハードロック・バンドでしたが、RatM再結成と再活動停止を挟んでの、今回のPoRは、純然たるラップ・メタル。
何しろ、今回のヴォーカル…と言うかMCは、Publice EnemyのチャックDと、Cypress HillのBリアル、さらにPublic EnemyのDJロードという6人編成。
ラップとメタルの融合の早い段階での事例として、Public Enemyと言えば、1991年のAnthraxとの共演シングル「Bring the Noise」がありますし、一方のCyress Hillも1993年の映画「Judgmetn Night」のサントラで、Sonic YouthやPearl Jamと共演しており、ヒップホップ界隈では比較的、ロックに近いアクトなのかな、という印象。というか、ヒップホップ、ほとんど興味ない自分でも名前知ってるくらいなので。
やってる音楽は、このメンツで期待できる音楽そのもの、ではないかと思われます。
- アーティスト: プロフェッツ・オブ・レイジ,トム・モレロ,ティム・コマフォード,ブラッド・ウィルク,カールトン・ライデンハワー,ルイ・フリーズ
- 出版社/メーカー: Hostess Entertainment
- 発売日: 2017/09/15
- メディア: CD
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Quiet Riot (US-Glam Metal) / Metal Health (1983/2012)
先週のOのオジー・オズボーンからランディー・ローズつながりで、QはQuiet Riot。
アメリカのメタル・バンドとして、初めてシングル「Cum on Feel the Noize」でビルボード・トップ10に入り、アルバムも初の1位を獲得した、LAメタル・ムーヴメントの先駆者…なんですが、実は最近まで持ってなくて、Qのアルバムがあまりにも少ないので最近になって買いました…。
まあ、最大のヒット曲「Cum on Feel the Noize」がSladeのカバーであることからもうかがえるように、LAメタルってのは、メタルというか普通のハードロックですよねぇ、と、我々のような後追い世代は思うわけであります。
バンド自体は、1970年代半ばにランディ・ローズを中心に結成。当時のLA界隈では、Van Halenとも対バンするなど、ギター・ヒーローを擁するハードロック・バンドとして、それなりに人気があったらしいのですが、全米レコード契約には結びつかず。日本のソニーと契約してアルバム2枚出したところで、ランディ・ローズがオジーのバンドに引き抜かれてバンドは一旦、解散。
残されたヴォーカルのケヴィン・ダブロウは別バンドを結成するものの、ランディの事故死、ルディ・サーゾのオジー・オズボーン・バンドへの加入と脱退を受けて、再起動したのが、このQuiet Riotの通算3作目になります。
本作に収録の「Thunderbird」をランディに捧げるためにダブロウがサーゾを誘ってレコーディングしたところから、Quiet Riot再結成に至った、ということのようです。
バンドは、自分たちが先陣を切ったLAメタルのムーヴメントに乗り切れず、何度か活動停止と再開を繰り返して、2007年にダブロウが薬物過剰摂取で死去、現在はドラムのフランキー・バネリを中心に活動継続中。
なお、ランディ・ローズ時代の2枚のアルバムとライヴ音源を中心に再編集されたアルバムが1993年にリリースされていて、後にオジーのアルバムに使われるフレーズなんかも結構、出てきて面白い…んですが、どこか奥底に眠っていて、探さないと出てこない…。