Beerhouse3営業日誌

ものづくりの街、新潟県三条市でビール屋はじめました

三枝「V字回復の経営」を読む

 どうも。新潟県三条市の中心部、「本寺小路」でクラフトビールを中心とした飲食店「Beerhouse³」を、とりあえず何とか営業しております店主いけのです。

 

 だいぶ前から読もうと思っていて、ようやく読んだ。2001年9月に出版され、06年に文庫化された、もはや経営改善の古典。

 

 

 

 著者の三枝さんは、ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)日本法人草創期のメンバーで、独立後も一貫して不振企業の企業の立て直しを手掛けてきた人。実際に過去に手掛けた案件をベースに、守秘義務を果たす程度に脚色を加えている。

 

 本書の舞台となるのは、産業機械系の東証一部上場企業で、一事業部だけでもリストラ後で700人を超す大企業。

 というわけで、いまや個人事業主で、今後も当面、人を率いる予定がない自分には、あんまり関係ない話だとも思う一方、たとえば前職のように、旧態依然とした大組織で、過去のしがらみによる「政治」が横行している組織というのは、どこも一緒なんだなぁ、とも思った次第。

 前職在職中に読んでいたら、今とは全然、違う感想を持っていたと思います。その結果、辞めるのが早まったか、留まったかは別として。

 

 いかんせん20年前の話なので、2020年現在、別の意味で話題の人であるカルロス・ゴーンによる日産の改革を随所で引き合いに出すなど、経営手法の具体的、詳細な部分は、現在ではアップデート、ないし、個別企業や業界ごとの対応をする必要があるとは思います。

 それでも、本書に通底するのは、いかに社内の「経営的人材」を発掘し、焚き付け、彼らに権限を与えて改革を遂行するか(そして妨害者を排除するか)、という話で、この点は繰り返しになりますが、自分の前の職場のようなところには、今でも十分、通用する話だと思った次第。

 

 前職の次期経営者の方、その周辺で推挙を予定されてる方とか、ご一読を進めたいところ。