Beerhouse3営業日誌

ものづくりの街、新潟県三条市でビール屋はじめました

グラウラーによる持ち帰り販売始めます(試験的に)


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 どうも。新潟県三条市の中心部、「本寺小路」でクラフトビールを中心とした飲食店「Beerhouse³」を、とりあえず何とか営業しております店主いけのです。

 

 COVID-19の影響を受けて、飲食店でも酒の小売(持ち帰り)ができるようになりました。

 当店も4/24(金)から10月24日までの半年間、期限付きの免許の交付を受け、ビン、缶による持ち帰り販売を始めておりましたが、「グラウラー」による樽のビールの持ち帰り販売も始めます。しばらくは、試験的に様子を見ながら。

 

 

ビールの持ち運び容器をグラウラーと呼びます

 グラウラー。

 ヘヴィメタルとダークファンタジーの世界ではお馴染みの英単語「Growl」(グロウル/吠える)に、「-er」(~する人)がついて、「グラウラー」。「o」を「ア」で発音するのがアメリカ英語っぽい。

 

ejje.weblio.jp

 

 なんで「吠える人」がビールの持ち帰り容器のことになったのかは諸説あるようですが*1、とにかく、ビールの持ち帰り容器を「グラウラー」と言います。

 

 まあ、要するに水筒なんですが、ビール用なので、炭酸対応になっています。

 ! 炭酸対応じゃない普通の水筒を持ってこないでください !

 どうしてもと言われれば、入れない訳ではないですが、以下の点で事故や不満があっても自己責任でお願いします。

 

炭酸対応でない水筒のどこがマズいか

 ビールは液中に二酸化炭素炭酸ガス)が溶けていますが、水温の変化や振動、時間経過により、これが空中に浮き出てきます。ビールを飲んだことがある人なら、ご存知のとおり。

 

 で、炭酸対応じゃない容器の場合のトラブルとして、炭酸が抜けてきて圧力が高まると、

 ・開栓時にビールが吹きこぼれる

 ・内圧が上がり、運搬時にビールが漏れ出る

 ・内圧が上がり、フタが開かなくなる

  (内圧を下げる手段がほぼなく、水筒ごと廃棄)

 ・内圧が上がり、破裂する

  (もちろん水筒ごと廃棄)

などの事故があるそうです。

 また密閉性がまるでない容器の場合、単純にガスが抜けて完全に気の抜けたビールになってしまうこともあるようです。

 

 どうか炭酸対応の容器で、よろしくお願いします。

 

炭酸対応のグラウラー

 店主いけのがググった範囲では、国産のグラウラーはあまりないようです。

 某・燕市あたりの金属容器メーカーなら作れそうなんですが。

 まあ、日本では、この4月まで樽のビールを持ち帰るのが法的にグレーだったし、今回もとりあえずは10月まで半年間の特例措置なので、今後、定着して、国産が普及するかどうか。

 

 アメリカでは、小規模醸造所が多く醸造所から家庭への持ち帰りも一般化しているためかなり普及しているようで、輸入ものでは、以下のものがあります。

 どれも結構、いい値段しますが…。

 

  アメリカはヤードポンド法なので、基本単位がオンス=約29mlで、32オンス(約930ml)と64オンス(約1.9L)の2種類が主流のようです。

 ビールの世界では、16オンス=1パイント(約473ml)が基本単位で、うちの樽ビールのレギュラーサイズは、1パイントのグラスにやや少なめに注いでいます。

 なので、32オンスだと2杯分、64オンスだと4杯分だと思ってください。

 

Hydro Flask(ハイドロフラスク) ビア_グラウラー_64oz 1.9L 01ホワイト

Hydro Flask(ハイドロフラスク) ビア_グラウラー_64oz 1.9L 01ホワイト

  • 発売日: 2017/03/15
  • メディア: スポーツ用品
 

 

 

 

 ハイドロフラスクは、前は32オンスもあったみたいですが、今は64オンスだけです。

 スタンレーは、32と64がありますが、密閉性は少し下がるみたいです。

 ドリンクタンクスは、32、64、128(!)があるみたいですが、こちらは少しお高いので試してません。

 

 某・燕市とかで(略)

 

 うちでいくつか販売用に在庫するとかレンタルするとかも検討してますが、まあ、amazonなりその他のサイトで買ってください。

 スタンレーは、われらがパール金属さんのウエストでも取り扱いがあるみたいです(店頭未確認)。

www.west-shop.co.jp

 

  あと、中を洗うのに、こういう柄がついたスポンジがあると便利だと思います。使ってすぐ洗うなら、そこまでゴシゴシ洗わなくても、ビールは落ちますけど。

 

 

 

グラウラーは保存容器じゃありません

 グラウラーは、あくまでも持ち帰り容器です。ビン、缶のような保存用じゃありません。

 その日のうちに飲み切ってください。

 

 特に、炭酸の抜け、空気による酸化を考えると、1度開栓したら一気に飲んだ方がよいです。1人で飲むには、64オンス=4パイントって結構な量ですが…。

 まあ、夜に持って帰って、翌昼のバーベキューで飲む、くらいは十分、持つと思います。

 

 なお、店主いけのが実験した感じでは、閉店時の夜12時に注いで家に持って帰り、家の玄関に置いておいて、翌日また店に持ってきて午後に飲んだ印象で、

 ・炭酸はやや抜けているけど、エール系なら気にならないくらい

 (ヴァイツェン、ラガーだと、ややもっさりするかも)

 ・酸化や揮発による変化は気にならないくらい

 ・温度は十分冷たくて、エール系ならもうちょいぬるくてもいいくらい

って感じです。

 

 もちろん、ビン、缶と同様、

 ・直射日光や高温な場所は避ける

 ・持ち歩いて揺らした後は、開ける前にしばらく静置する

は、した方がよいと思います。

 ついでに、上の、普通の水筒がダメな点で書いた、漏れや吹きこぼれも炭酸対応のグラウラーだったら、絶対、大丈夫って訳ではないので、なるべく持ち運びは静かにどうぞ。

 

ビール単価(仮)

 当面の試験販売期間中、グラウラーが原則アメリカ製でオンス単位となることから、販売もオンス単位となります。

 グラウラーの特性上、容器の途中まで注いでお売りすることができません。必ず、口まで満タンで入れる必要があります。

 

 で、肝心の価格ですが、当面の間、

 1パイント(16オンス)あたり 店のレギュラーサイズと同価格

でお願いします。

 32オンスなら2杯分、64オンスなら4杯分です。

 

 様子を見ながら、マトメ買い分の割引とかをするかもですけど。

 

 国産でオンスではなく、リットル基準の容器で炭酸対応のものをお持ちの場合は、端数の扱い等、相談させてください。 

 

 

 以上、まずは試験的に様子を見ながらの販売となりますが、よろしくどうぞ。そもそも10月以降、免許制度がどうなるか、という問題もありますが…。 

*1:注ぐときのゴボゴボ言う音だとか、持ち運びさせられる人間が不満でワメきちらしただとか