どうも。先日、日本初の9月に40℃を記録した新潟県三条市の中心部、「本寺小路」でクラフトビールを中心とした飲食店「Beerhouse³」を、とりあえず何とか営業しております店主いけのです。
新潟、雪国で寒いと思われがちですが、夏は普通に暑いです。しかも、台風が近づくとフェーン現象が起きやすい地形らしく、三条は10月の国内最高気温ホルダーでもあります。
🌾新潟の気温🌾
— 田中美都(気象予報士) (@tanaka_mito) 2020年9月4日
きのうの気温がさっそく更新されています。
ちなみに10月の歴代最高気温も、
同じように台風からのフェーンで上位ほとんど新潟です。
三条は二冠。
記録的に暑い一方で、豪雪地の新潟。新潟は何地方なの?という議論がたまにありますが、私は新潟は新潟で唯一無二だと思っています🍃 pic.twitter.com/yp0BJK6re7
ところが雪国なので冬は寒い。普通に寒い。
というところで、昨日、9月10日、気象庁がラニーニャ現象の発生を確認。冬にかけて続く見込み、とのこと。
一応、気象庁の見解では、ラニーニャが発生すると、北日本の太平洋岸で晴れの日が多い、という以外には、統計上、優位な影響は見られない、ということなんですが、他のメディアでは厳冬になる可能性を伝えています。
前回のラニーニャ発生が2017年秋から2018年にかけて。
2018年は日本海側各地で豪雪となりました。トップの画像は、そのときの当店前の写真。消雪パイプが追いついていませんが、これでも当店周辺の道路の中では雪が少ない方で、本寺小路は各所で道路が寸断されました。
ちなみに過去15年間の1月の三条の気温です。
1番上の青い線が月平均気温、1番下のオレンジが月最低気温、中央のグレイは日最低気温の平均。ヒマな人がいたら、12月、2月も調べてください。データの出典は記事の終わりに。
06年(平成18年)と18年(平成30年)が明らかに厳冬ですが、これはどちらもラニーニャが発生しています。
一方、ラニーニャ自体は、08年、11年も発生しているので、気象庁が指摘するとおり、確かにラニーニャが発生すると確実に寒くなる、というものでもなさそうです。
つっても、08年も11年も前後の年よりは確実に気温が下がっているので、去年のような暖冬にはならなそうですが。
あと、2018年の大雪のときに調べていた(ことをすっかり忘れていた)んですが、気温の変化と降雪量も月平均とかで見ると、あんまり関係がない。
前に聞いた話では、ある程度、海水温が高くて水分の蒸発量が多いところに、寒波がやってくると大雪になるらしい、ですが。なので、地球が温暖化するほど、新潟は雪が降るときには降る。
さて、今年はどうなるでしょうか…。
なお、過去の気象データは、気象庁のページから。三条は積雪深のデータ持ってないんで、とりあえず気温だけで。