Beerhouse³ 営業日誌

ものづくりの街、新潟県三条市でビール屋やってます

2017年2月第2週のBGM(G,J,K,L,M)

  どうも。新潟県三条市の中心部、「本寺小路」でクラフトビールを中心とした飲食店「Beerhouse3」を、とりあえず何とか営業しております店主いけのです。

 

 このところ、やや古い音源が続いておりましたが、それなりに新しいバンドも充実しているLとMです。

 

  1. Linkin Park (US-Alt.Metal) / A Thousand Suns (2010)
      ← Flyleaf (US-Alt.Metal) / Flyleaf (2006)
  2. My Chemical Romance (US-Emo) / The Black Parade (2006)
      ← Heart (US-Hard Rock) / Ballads The Greatest Hits (1996)
  3. Guns N'Roses (US-Hard Rock) / Chinese Democracy (2008)  ← 3週目
  4. Journey (US-Hard Rock) / Escape (1981)  ← 2週目
  5. Kansas (US-Prog.Rock) / Leftoverture (1976)  ← 2週目

 

 Lはそういえば今まで使ってなかったLinkin Park。新しいつっても、「Hybrid Theory」のリリースが1999年でもう18年前(!)、このアルバムも2010年リリースだから7年も経つ訳ですが。

 Linkin Parkは、間違いなく2000年代初頭の最も重要なロックバンドの1つで、1990年代後半の毀誉褒貶激しかったニューメタルの流れを断ち切り、もう1段階ポップで普遍的なレベルに引き上げた、という点では、ひょっとすると、LAメタルを終わらせたGuns N'Rosesくらい重要なのかもしれない。

 とは言え、個人的には、強烈なインパクトを持っていたのは最初の2枚、ちゃんとアルバムを買って聴いたのは、このアルバムくらいまでで、今、ディスコグラフィを見て、この後、2枚アルバムをリリースしていたことを思い出した。ひょっとすると、どちらか(どちらも)買っていないかもしれない。

 なお、現在、通算7作目をレコーディング中で、2月に入って少しティーザーが始まっている模様。5月に南米、6月に欧州フェスツアーをやる予定は入っているので、まあ、その辺のタイミングでアルバムを出してくるのでしょう。

 

 Mは、個人的にはLinkin Parkの次のスター、という感じのMy Chemical Romance。前作のゴス寄りのポップパンクから、一気にQueen風のゴージャスな展開を加えるなど、音楽的にもセールス的にも爆発的な成長を遂げた2作目。

 2000年以降の重要アルバムとしては、まだ当面、選ばれ続けるであろう充実の1枚。

 バンド自体は解散しましたが、去年2016年がリリース10周年ということで、デモ版とか追加した記念バージョンも出ていたみたいです。

 

 ちなみに、Linkin ParkMy Chemical Romanceも、どちらもライヴだとヴォーカルはじめ全体にボロボロだ、という話は何度も聞かされつつ、 サマソニとかでも何度かヘッドライナー飾ってるにも関わらず、タイミングが合わず、どちらも1度もライヴで見たことがない…。

 

 ところで、2010年代に入って、もう7年も経つのに、メタル/ハードロックのど真ん中ではないにしても、彼らのように比較的メタルに近い立ち位置で、このクラスのバンドって一体、どれだけ出てきたんだろう、とか考えてしまいますね。

 セールスやライヴの動員だけがバンドの力じゃない、とは言っても、やはりジャンルを超えて多くの人に届く、ってことが影響力の源泉であり、影響を受けたファンがバンドを結成したり、音楽業界に進んだり、あるいはその他の業界でも影響を表現していくことで、「伝説」は生まれていくのでは、と思うところ。

 

 そういう意味で、先週、先々週のJourneyとかHeartとかKansasとかは、洋楽の認知度が高かった時代に生きた40代以上の人たちに思い出の曲として残っているだけじゃなくて、30代以下の人たちでも「あ、この曲! 名前は知らないけど聞いたことがある。いい曲ですよね!」くらいは認知されていて、あれはあれで店の空気をつくる上で、いいツールにはなるんですよね。懐メロの店にはしたくないので、あんまり滅多に使う気はありませんが。

 …というか、懐メロ化しないって意味では本当に、もっと、ここ1~2年の曲を仕入れていかなければです。メタル/ハードコア/スクリーモ以外で。あるいは、それらの中のオトナシめのヤツで。

 

ア・サウザンド・サンズ

ア・サウザンド・サンズ

 

 

ザ・ブラック・パレード

ザ・ブラック・パレード