どうも。新潟県三条市の中心部、「本寺小路」でクラフトビールを中心とした飲食店「Beerhouse3」を、とりあえず何とか営業しております店主いけのです。
毎週原則火曜に更新しているBGM、BGM自体は更新してましたが、色々あってブログ更新できず、色々あって、2017年7月21日に更新。
- John Norum (Sweden-Hard Rock) / Face The Truth (1992)
← Evanescense (US-Alt.Metal) / Fallen (2003) - Korn (US-Alt.Metal) / untitled (2007)
← Fiore (US-Hard Rock) / Today Till Tomorrow (1998) - Linkin Park (US-Alt.Metal) / One More Light (2017)
← Glenn Hughes (UK-Hard Rock) / The Way It Is (1999) - Mr.Big (US-Hard Rock) / Defying Gravity (2017)
← I Prevail (US-Screamo) / Lifelines (2016) - Harem Scarem (Canada-Hard Rock) / United (2017) ← 3週目
色々あって更新できなかった理由の1つは、PC用のCDドライヴが調子悪いんですよね、このところ。
現状、JASRACさんの見解では、店内BGMは「CD」を再生しなければいけなくて、CDをPCに取り込んで再生したらそれは複製に当たるのでアウト、ということなんですが、当然、店内にCDプレイヤーを置く余裕もない(し、現代社会で入手可能なCDプレイヤ―がそもそも限定されている)ので、PCのCDドライヴからBluetoothでスピーカーに飛ばして再生しているんですけれども*1、とは言え、ノートPC用のポータブルドライヴは、やはり、それほど頑健性がないようで、使用開始1年半で認識エラーを頻発するように。
てことで、このところ、BGMはCDベースでアーティスト決めたら、YouTubeの自動再生で掛けてます。自動再生の選曲基準が、世界レベルで、日本人の感性からいくと、それはちょっと違うんじゃねーの、というバンドにまで流れていってしまうので*2、あんまり好ましくはないんですが。あと、著作権的な透明性は知らん。テレビ、ラジオと同じじゃねってスタンスでおりますが。
つことで、ちょっと店内BGMへの熱意が薄れつつ。CDプレイヤ―、改めて探しても、よさげのがないので、消耗品と割り切ってポータブル・ドライヴを再購入かなぁ、と思いますが。
で、重い腰を上げて書こうと思った理由は、日本時間の今日21日朝、現地時間の20日、今週のBGMに入っているLinkin Parkのヴォーカル、チェスター・ベニントンの訃報が入ってきたから。
てことで、解説は色々すっ飛ばして、Linkin Parkから。
いや、別に個人的には、Linkin Parkはそんなに好きなバンドでもないんですよ。結局、今日、思い出したら、1stの「ハイブリッド・セオリー」は多分まだ買ってないし、ライヴも多分、結局、1度も見てないし。いつだったかの猛暑のサマソニに出たときは、Babymetalを見にメッセに行って、Metallicaに間に合うようにマリンに戻って来ようとしたら、入場列が伸びてて、結局、リンキンには間に合わなかった。
ああ、チェスターがヘルプで入ったStone Temple Pilotsが、Loud Parkに出演したときの(ある意味、伝説の)ライヴは見たけど、まあ、最後まで見たけど、心情的には帰ったお客さんの気持ちも、分かる。
それでも、Linkin Parkは、77年生まれの自分にとっては、同年代のラウド寄りのロック・バンドの中では間違いなく最も売れたバンドであって、同世代を代表する、ずっと無視できない存在でしたよね。
今日、思い出したんだけど、「ドラキュラ2000」って映画(を当時、東京に住んでいて劇場で見たはずだけど、映画の内容は全然思い出せない)のサントラとかは、デビュー直後のLinkin Parkの立ち位置を示している気がします。
Dracula 2000 (soundtrack) - Wikipedia
- アーティスト: サントラ,ヘッドP.E.,タプルート,エンドー,フライバンガー,ハーフ・コックド,サライヴァ,パワーマン5000,ディスターブド,スレイヤー,システム・オブ・ア・ダウン
- 出版社/メーカー: ソニー・ミュージックレコーズ
- 発売日: 2001/02/07
- メディア: CD
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自分語りで申し訳ないんですが、グランジ、オルタナが台頭した後の、ハードロック/ヘヴィメタルがクソダサい音楽だとみなされている時代に、ヘヴィメタルを聴き始めて、個人的にはスウェーデン・イェテボリあたりのメロディック・デスメタルを掘り下げながらも、アメリカ方面の文化にも興味がある中、Korn、Limp Bizkitを筆頭にした、ラップメタル、ニューメタル、グルーヴメタルを片目で観察していた1990年代末。
自分の趣味とは違うけども、まあ、メタルがメインストリームで受け入れられるんなら、それでいいんじゃないの、という一連のバンド、Papa Roachとか、Alien Ant Farmとか、それこそ上記サントラの(hed)P.E.、Saliva、あるいはKid Rockとかの中から生まれてきた、1つの完成形が、Linkin Parkだった気がします。
ずっと洗練されていて、ずっとポップで、メインストリームに食い込むセンスを持ちながら、メタルの要素もうまく消化したバンド。
2017年の5月に出た最新作は、年が明けて情報がちらちらと出てきはじめたころから、だいぶロック色が薄い、落ち着いて、メロウな雰囲気な曲が続いて、「まあ、1、2曲は…」とか思いながら、アルバム買ってみたら、全編、そんな感じで…。
メインストリームのロック雑誌は読まないので、情報がCDのライナーノーツしかないのだけど、デビュー以来、バンドメンバーだけで書いた曲を外部プロデューサーと仕上げる、というスタイルで来た彼らがキャリアを積んできて、前作でセルフプロデュースに踏み切り、今作では、さらに外部のソングライターを起用した、と。
そんなこともあってか、今まで楽曲クレジットはずっとバンド名義だった気がするんですが、今回はメンバー個人と外部ライターのクレジットになっているんですよね。
で、これまでも中心にいたのは、マイク・シノダだったんだろうけど、今作はほとんどの曲をシノダ君が書いていて、チェスターがあんまり関わってないんだけど、その辺が、チェスターの調子と何か関係あったのか。
今回のアルバムの曲は、歌詞も内向きで、「あんたが僕に大丈夫だと言ってくれても、誰にも僕を救えない」と歌う1曲目の「Nobody Can Save Me」に始まって、タイトルそのままの「Heavy」とか、チェスターがこうなった今読むと、本当に重い歌詞の曲が多いんだけど、これは、ほとんどチェスターが書いてないんだよね、今回は…。
中でも、レーベル関係者が亡くなって、ギターのブラッドが代表して葬儀に向かうことになった日、留守番のシノダ君が、そういえば最近、身の回りで色々な人が亡くなったな、と思い起こして一気に書いた、というタイトル・トラックの「One More Light」とかは本当に重い。
しかも、このアルバムのリリース日、5月19日の前日18日に、Soundgarden/Audioslaveのクリス・コーネルが亡くなったことで、この曲には、別の意味が加わっていたんですよね。
偶然、その18日にアメリカの人気テレビ番組、「ジミー・キンメル・ショウ」にLinkin Parkが出演したとき、急遽、クリスに捧げるために曲順を入れ替えて1曲目に演奏された「One More Light」のライヴ。
Linkin Park Performs "One More Light"
Who cares if one more light goes out
In the sky of a million stars
It flickers, flickers
Who cares if someone's time runs out
If a moment is all we are
Or quicker, quicker
Who cares if one more light goes out
Well I do
(幾千万の星が輝く空から
1つの光が消えたところで、誰が気にするのかと
かすかな、かすかな光を
誰かの人生が尽きようとしたところで、誰が気にするのか
僕たちの人生は一瞬で
一瞬と呼べないほどにすぐに過ぎるのに
1つの光が消えたところで、誰が気にするのか
うん、僕は気にするよ)
ちょっと、このアルバムは本当に、リリース日にクリス・コーネルの死によって、そして、それから2か月後のチェスターの死によって、持つ意味が完全に変わってしまった。
ちなみに7月20日はクリス・コーネルの誕生日だったらしい。
残りは手短に。
JはEuropeのギタリスト、ジョン・ノーラムのソロ時代のアルバム。大半の曲でヴォーカルを取るのは、元Deep Purpleのグレン・ヒューズ。ゲイリー・ムーアとマイケル・シェンカーに影響を受けたジョンのギターとグレンのソウルフルなヴォーカルが向き合う名作。つっても、最近、買ったんですが。
Kは、Kornとしか書かれてないけど、セルフタイトルではなく無題扱いのアルバムで、コレ、もう10年も前か! ドラムのデヴィッド・シルヴェリアが脱退した後で後任が決まらず、テリー・ボジオとかがヘルプで入ったアルバム。
Mは、紆余曲折を経て再結成を果たしたスーパーグループ、Mr.Bigの最新作。Mr.Bigらしい、ポール・ギルバート、ビリー・シーンの高速フレーズと、エリック・マーティンのソウルフルなヴォーカル、そして各メンバーのポップセンスが融合した1枚。ドラムのパット・トーピーの病状はどうなんでしょう。
- アーティスト: リンキン・パーク
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