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Beerhouse3営業日誌

ものづくりの街、新潟県三条市でビール屋はじめました

パワポ職人への道

経営

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椅子に座ってスライドを確認する新卒の女性|フリー写真素材・無料ダウンロード-ぱくたそ

 

 どうも。新潟県三条市の中心部、「本寺小路」でクラフトビールを中心とした飲食店「Beerhouse3」を、とりあえず何とか営業しております店主いけのです。

 

 しがないビール屋ですが、前職では結構、Microsoft PowerPointを使ったスライドづくりの仕事をこなしておりました。

 

 しかも、結構な枚数をつくりつつ、いわゆる役所系パワポ*1とは一線を画したスライドづくりに注力しておりました。

 

 役所系パワポじゃない資料をつくってた動機としては、

 

(1)プレゼンの相手がほぼ役所内部ではない

 なので、役所内のセオリーとかに従う必要がない。

 

(2)プレゼン相手が、民間の方たちの中でも、不特定多数への一般公開もある

 民間と言っても、業界関係者の方たちだけの会議の席で使うとかだったら、結構、前提となる共有知識、共有言語があるので、楽なんですよ。

 でも、一般公開とかも想定すると、役所内のキマリゴトよりも、とにかく分かりやすさ、伝わりやすさを優先して作る必要がありました。

 

 役所内の会議資料としては、専門用語で「理事者協議」と呼ばれる市長へのプレゼンと、そこに諮るための上司へのプレゼンがありましたが、まあ、そのためだけの資料をつくるのもカッタルいので。

 自分がやってた仕事の場合、たとえ市長のOKが出たとしても、一緒にやってる民間の方たちが気持ちよく動いてくれなかったら仕事にならないし、どうせOK出た後で一般向け資料をつくり直すなら、最初から一般向けに資料をつくっておいて、内輪の会議にも使い回しますよね。

 

(3)商品プレゼンテーション系の講演会、勉強会をよく聞いてた

 市役所時代のいけのの仕事は勉強会、講演会みたいな仕事を開催することも多かったし、他の機関が主催する講演会とかにもよく出席してました。

 で、それらの勉強会で話される内容というのは、特に商品開発の仕事とかだと、今は、「いい商品はできたけど、売れない、良さが伝わってないからだ」みたいな課題の方が多い訳です。

 となると、どうやって良さを伝えていくのかって話を講演をする人のプレゼン資料というのも、分かりやすさ、伝わりやすさは、意識的であれ、無意識にであれ、まあ、分かりやすいことが多かったので、いいなと思った手法は参考にしております。

 

(4)理系、特に機械工学科出身なので、内容を構造化する習性がある

 モノゴトをパーツに分けて考えて、組み立て直し、当初の目的通りに機能するかを確認する、という作業は、パワポづくりでも一応、実践しているところ。内容の構造化、階層化、各パーツの連携確認*2

 

(5)理系大学でのプレゼン作法

 理系の研究者になると学会発表とかもあることから、ウチの大学では、各種の講義でプレゼンの練習を兼ねた課題発表をやらされてたのですが、そこでの指摘は色々と理に適っておりました。

 

 中でも、ある教授がある学生のプレゼンを途中で止めさせて曰く、

 

 「あのさ、そのスライドに小さい文字でイッパイ説明書いてあるけどさ、君、それ読む? 読みたいと思う?」

 

 「あ、いえ…」

 

 「じゃ、書かなきゃいいじゃん。読まないなら書くなよ。スライドに文章は書くな。どうせ誰も読まないよ。だって君も読まないでしょ。理系なら図で示せ。補足説明がいるとして、キーワード、単語だけなら書いていい。百歩譲って、キーセンテンス。単文。文章は書くな」

 

といったような状況を一度となく目にしております。

 

 まあ、理系の研究発表じゃないと、なかなか全部の内容をヴィジュアルだけで示すってのも難しいので、どうしても長い文章を書きたくなってしまうところですが、書いても誰も読まない、というのは、時々、思い返して自戒するところ。

 長い文章になるなら、切り分けて、切り詰めてシンプルにまとめる。

 読んでもらえないだけならまだしも、本当に注目してほしいところに注意が行かないってことが問題なんですよね。

 

 なお、当然のことながら、アニメ、サウンドはよほど目的があるとき以外、使わない。

 フォント(タイプフェイス、サイズ)の選択と使い分け、レイアウト、配色とかは、別にプロのデザイナーじゃないから労力かけて研ぎ澄ますとこじゃないと思いますが、グラフィック・デザイナーさんのプレゼンとか見る機会あったら、参考にするのは悪くないと思います。

  あと、「ノンデザイナーズ・デザインブック」くらいは読んだ方がいい。

【特典PDF付き】ノンデザイナーズ・デザインブック [第4版]

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  …って、リンク探したら、新しいバージョン出てるのか!

*1:特に霞ヶ関方面で顕著な、役所系パワポの最大の特徴は1枚のスライドにとにかく情報量≒文字数を詰め込むこと。おそらくプレゼン資料として、と言うより(会議欠席者への提供も含めた)配布資料を意識しているんだと思いますが、だったら、A4縦のWord文書でいんじゃね?と思う次第

*2:モノゴトの構造化、連携化が得意ならこのブログも毎回もっと構造的に書けよ、というご指摘はごもとっともではあるのですが、どちらかと言うと、このブログは、その構造化の思考過程をそのまま文章に起こしているフシがあるので、読みにくいのは承知しています。一回、こうやって文章に起こすと、だいぶ構造化されて、以後、口頭でも結構、分かりやすく話せるようになるのですが…。