Beerhouse³ 営業日誌

ものづくりの街、新潟県三条市でビール屋やってます

そのフェスは行く価値あるかないかの計算

 

 はい、こんにちは、新潟県三条市クラフトビールの店をやってる、いけのです。

 

 期待してたフェスが、思ったよりメンツが渋くて、それでも行く価値あるかどうかの判断をロジカルに設定できるよう基準を数値化してみよう、という話。

 

 何しろ、我々、地方民は負担すべき費用として、東京までの往復新幹線代、それに多くの場合、宿泊費がチケット代に上乗せされる訳です。

 

 しかも、自分の場合、原則、人が遊ぶ日は仕事という職業柄、この店を閉めた場合の逸失利益、さらに4月からはもう1つの仕事を休む場合の各種調整も含まれます。

 

 

 さて、たとえば10段階評価の7を超えるバンドだったら、ソロ公演でも東京に見に行く価値がある、と基準を設定するとします。

 

 今回の某フェスは、ヘッドライナーが5、ヘッドライナーの客層が個人的にはあまりそぐわなくて、彼らがメインアクトだと考えると客層が合わないので、1点減点で4点。

 ヘッドライナーの下のバンドが6点×2バンド。

 その下のバンドが4点と3点の計5バンド。

 合わせて、4+6+6+4+3=23点。

 実際には、各出演者の演奏時間がソロ公演の場合の半分になるだろうと判断して、12.5点。

 

 まあ、あんまり魅力的ではないとはいえ、複数のバンドをマトメて見れるので、その点でのリーズナブルさはありますね。

 

 

 次に費用。

 往復新幹線代、ホテル代*1、営業した場合の逸失利益は日曜なんでそう多くはないけど、それらを合計すると、まあ、ざっくり50,000円。

 これを先ほどの魅力点で割ると、1点当たり4,000円。

 もし前方ブロックを買うなら割増しで、4,760円/点。

 

 一方、その6点のバンドの1つは月曜に単独公演が開催される予定で、これを見に行く場合、チケット代は少し下がり、臨時休業による逸失利益もないけど、見る価値が6点なので、5,500円/点。単独公演よりは前方ブロックで見た方が、まだ少しお得。

 やはり新幹線代が高い、てことか。ちなみに、このバンドがもし7点のバンドだったら1点あたり4,715円で、1点あたり5,000円前後が行くか行かないかのラインになりそう。

 

 

 さらに、このフェスを無視して同日開催のビアフェスで都内まで出る場合、満足度は少し高い8が期待できるけど、往復新幹線、ホテル、チケット、逸失利益は大差なく、割ると5,975円/点ってところでしょうか。まあ、このビアフェスは魅力的ではあるけど、チケットがお高めなのだよね。しかも春は国内醸造所のみでやってくようなので、秋のどマニアックな醸造所も含む海外勢よりは希少さが薄い。

 

 

 となると、まあ、日曜休むことにはなるけど、フェスに行った方がよいのかねえ。

 問題は、その同じ週の週アタマ、月曜に英日2バンド対バンに行くのは決定してて、チケットも購入済みなのだけど、こっちは同じ計算式だと、3,762円/点くらいのコスパなんですよねえ。

 そして、こちらは行くのは決めてあるけど、月曜夜の公演でスタートが遅く、終電で帰ってくるのはほぼムリなので、翌朝の対応が少し大変。

 てことで対バンとフェスで、わざわざ1週間に2度も東京にライヴ見に行く必要があるのか、という問題。むしろ火曜休んでゆっくり帰ってきた方がいいのでは、的な。

 

 まあ、フェスに行くもう1個の利点は、その点、翌日が月曜で店も昼の仕事も休みなので、東京をゆっくり回ってこれる、という点ですね。どっか回るべきところがあるか、また考えなくちゃですけど。

 

 

 ヘッダ画像はDall-E3先生による、赤と黒の金属板で出来たファンタジー世界の計算機、です。 赤はジェムっぽいところだけじゃなくて、板にも欲しかったけど。

 

 

ま、行くか決めたら下の記事、または5月分の予定を更新します。

beerhousecubed.hatenablog.com

 

 

東京にライヴを見に行くと新幹線終電で帰ってくるのが難しい問題はこちら。

 

beerhousecubed.hatenablog.com

 

*1:日曜の開演時間的にその日のうちに新幹線で帰れそうではあるけど、翌日が月曜で両方の仕事が休みなので結局、一泊しそう