Beerhouse³ 営業日誌

ものづくりの街、新潟県三条市でビール屋やってます

地方の善良なインテリ

f:id:bh3master:20160622103438j:plain

フリー写真素材ぱくたそ

 

 どうも。新潟県三条市の中心部、「本寺小路」でクラフトビールを中心とした飲食店「Beerhouse3」を、とりあえず何とか開業いたしました店主いけのです。

 

 割とインテリではありますが、善良ではない方です。

 

 さて、昨日、ツイッター界隈で興味深い発言を見かけたので、話の流れをさかのぼっていったら、なぜだか、キルフェボンにたどりついたのであります。

 

 

blog.esuteru.com

 

 こりゃ、確かに劇的な改善。。。去年の冬くらいに、ひどい画像の方で一度、バズってた模様ですが。

 で、これを受けての次の発言からが本題。

 

 

 

 地方における人材確保。

 

 

 

 これです。

 本当に、地方創生とか、掛け声だけじゃなくて、もっとロジカルに、構造的に問題の本質を考えたら、すぐにでもこういう考えに至ると思うんですけども。

 地方には、動ける優秀な人材が圧倒的に少ない。企業の実務だけに限らず。

 

 もっとも、三条の場合、自分が大学を出た後、帰ってもいいかと思った理由、市役所に入ってやれることがあるだろうと思った理由、市役所でそれなりに仕事を楽しくやらせていただけた理由でもありますが、圧倒的に中小零細企業の数が多くて、「経営者層」という人材カテゴリが存在しているので、他の街よりはまだマシかなとも思ってるんですが。

 あと伝統的に経営者層が多いことから、市民性として「学校の勉強より実践」みたいな風潮が強いので、勉強はできなくても、ちゃんと活躍してる人もイッパイいる。

 

 なので、上のキルフェボンが笑えないくらい、ある種のスキルについて、人材が全然足りてないジャンルも確かにあるとは言え、そこはインハウスで雇えなくても、東京のイケてる専門家に何とか興味を惹いて仕事を受注してもらい、そのうち10人に1人くらいは、おかしな人がいて三条に移り住んで貰えたら、とか夢を見れるくらいの状況にはある気もする。

 

 とは言え、人材について憂慮すべき点は確実にあって、上記の「学校の勉強ができる」タイプの連中で、地元に残っている(帰ってきた)人間の就職先が、自分の周りを見回したときにも、やっぱり、公務員、地銀・信金、インフラ、勤務医、大手エアコン屋とか、大きな組織に所属している人たちばっかりで、社会的に個性を発揮できる仕事をしていない。

 

https://twitter.com/bishop_ring/status/744889652172075008

 

 

 

 

 上の勉強より実践てのは、まさにこの辺の逆の話。

 まあ、でも、自分は学校の勉強ができる側なので(笑)、勉強できてこういう深い思考も両方できたら最強じゃんね? とか思う訳ですよ。

 

https://twitter.com/bishop_ring/status/744894177473814529

 

https://twitter.com/bishop_ring/status/744896786121129984

 

https://twitter.com/bishop_ring/status/745079579979612160

 

 いや、学校の勉強ができたタイプで、道徳的にも善良な市民で、可処分所得が多い人とか、うちの店の売上を考えたら、マジでありがたいので、引き続きご愛顧くださいですけども。

 

 本人の生活としては、それは幸福なんだろうけど、社会全体の競争力として、それでいいんだろうかとは思うんですよね。

 だから、社会全体が、そういう生き方を賞賛し、憧憬するようなら、善良な隣人で得難い顧客だとしても、そういう人たちを指弾することもやむを得ない。

 

https://twitter.com/bishop_ring/status/745080777944104960

 

 一番、はじめに目に留まったのは、このツイートで、そういう意味では自分も地方に引きこもってる厭戦派ではありますが(笑)。こないだこっそり書いた郭嘉の話とか、東洋インテリたるもの、引きこもってナンボですよ、とか思いますし。

 

beerhousecubed.hatenablog.com

 

  とは言え、

 

 

 

https://twitter.com/bishop_ring/status/745183485590020096

 

 逃げ切れる世代の人たちは、守るものもあるだろうし、無理はしない方がいいと思うのですが、若い皆さんは、社会貢献みたいな大それた考えではなくとも、組織の中に残って、ただ平穏安寧な自分の生活を優先するにしても、もう少しご自身の将来を考えられたら、よいのでは、と思うんですよね。

 とりあえず、今日はこの辺で。