どうも。新潟県三条市の中心部、「本寺小路」でクラフトビールを中心とした飲食店「Beerhouse3」を、とりあえず何とか営業しております店主いけのです。
アーティスト名アルファベット順に比較的聴きやすいアルバムをお送りする店内BGM、何周目かのAからEまで、です。
- Atreyu (US-Metalcore) / Lead Sails Paper Anchor (2008) ← 3週目
- Bad Company (UK-Hard Rock) / Bad Company (1974/2015) ← 2週目
- Cozy Powell (UK-Hard Rock) / Over The Top (1979/2017) ← 2週目
- Dio (US-Hard Rock) / The Last In Line (1984)
← W.E.T. (Sweden-Hard Rock) / W.E.T. (2010) - Enter Shikari (UK-Electreamo) / Take To The Skies (2007)
← Zeno (Germany-Hard Rock) / Zeno (1986)
- Dio (US-Hard Rock) / The Last In Line (1984)
- Enter Shikari (UK-Electreamo) / Take To The Skies (2007)
Dio (US-Hard Rock) / The Last In Line (1984)
メタル禁止のBGMで、Dioはメタルじゃないのか問題…。
Dioの中心人物、ロニー・ジェイムズ・ディオが名を挙げたのは、Deep Purpleを脱退したリッチー・ブラックモアの新バンド、Rainbow。もちろん、このバンドは、ハードロックからヘヴィメタルへの移行に重要な、ブルーズ要素の希薄化とクラシック要素の導入の先駆者です。
そして、ロニーが、Rainbow脱退後に加入した新生Black Sabbathは、当時のNWOBHM(=New Wave of British Heavy Metal)の文脈で語られ、間違いなくヘヴィメタル・バンドと認識されている訳です。
そのBlack Sabbath脱退後に結成した自身のバンド、Dioも、まあ、正統派のヘヴィメタル・バンドですよねぇ、という…。ただ、このくらいヴォーカルがしっかりメロディを歌っていれば、まあ、許容範囲ではないか、と…。
と言うことは、今後も1980年代前半くらいまでのメロディックなメタルは使って大丈夫じゃないかと…。
Enter Shikari (UK-Electreamo) / Take To The Skies (2007)
メタル禁止のBGMで、エレクトリーモはメタルじゃないのか問題…。
クラブ音楽としてのエレクトロニカは、メタルとは縁遠い音楽にも思えますが、電子音楽としては、メタル以前のハードロックからシンセサイザーを導入するバンドは数多くあり、1990年代にはSF的な装飾音に加えて、機械的なビートを導入したインダストリアル・メタルというジャンルも勃興。これが当時のラップ・メタル、グルーヴ・メタルと共に、ニューメタルにつながる訳です。
で、ニューメタルの集大成として、アメリカからLinkin Parkあたり、イギリスからLostprophetsあたりが出てきた一方、時を同じくして、インディーズでは、エモーショナル・ハードコア(エモ)、スクリーモ、ポストロック/ポストハードコア、さらにはメロディック・デスメタルあたりも巻き込んで、2000年代初頭には、メタルコアという新しい世代のメタルに移行。
それらを受けて、インダストリアル系とは少し違って、もう少しクラブ音楽寄りのスタンスをメタルコアに導入したのが、Enter Shikariのこのデビュー作。
エレクトリーモの始祖の1つと考えられています。海外ではエレクトロニコア、日本ではピコリーモなどとも呼ばれておりますが。