タイトルどおり、ネット通販で買って今日届いた品々。ディジタル配信全盛ですが、物理ですよ。と言うか、日本の著作権法上、店舗で使う音源は、配信はまだグレー。物理が正義。
つうわけで、本日調達したCDをご紹介。
- John Mayall & The Blues Breakers / Blues Breakers With Eric Clapton (1966)
- Fleetwood Mac / Then Play On: Celebration Edition (1969)
- Beck, Bogert & Appice / Beck, Bogert & Appice (1973)
- Deep Purple / Stormbringer 35th Anniv.Ed. (1974)
あの、若い人から見たら、俺も十分、おっさんだとは思いますが、一応、生まれる前のアルバム、というか、この辺の人たちが、だいたい親と同年代かもうちょい上…。
名盤すぎていつでも買えると思ってると、未発掘音源が追加のリイシューされて、ますます買うタイミングを逃し続けてやっと買ったぜ、的な。
以下、詳細。
John Mayall & The Blues Breakers / Blues Breakers With Eric Clapton (1966)
アメリカで流行っているロックの源流はブルーズらしいんだぜ、とイギリス人がブルーズに遡って独自解釈した結果、生まれたブリティッシュ・ブルーズ、ブルーズ・ロックの立役者、ジョン・メイオールのデビュー作であるライヴ盤に続く、最初のスタジオ・アルバム。
The Yardbirdsを脱退したエリック・クラプトンが参加。当初は、1stに続きライヴ盤を作る予定でライヴ録音されたものの、音質に問題があってお蔵入り。詳細な時系列は不明なものの、その頃のライヴにジンジャー・ベイカーが遊びに来て、Cream結成に至る訳ですが、そのライヴでベースを弾いていたのが、元々ベイカーのバンドメイトだったジャック・ブルース。
ジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズ・ウィズ・エリック・クラプトン(コンプリート・エディション)(SHM-CD)
- アーティスト:ジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズ・ウィズ・エリック・クラプトン
- 発売日: 2011/11/09
- メディア: CD
ちなみに、そのCreamの最後のアルバム、「Goodbye Cream」は解散ツアーの中から音質が良かったLAでのライヴ音源を収録したものですが、最終公演のロンドンの音源(BBCでドキュメンタリとして放送)なども含めた4枚組が3月に出るみたいです。
ついでに、アルバム・ジャケットでタブロイドの漫画「The Beano」を読んでるのが、クラプトン先生ですが、 これにインスパイアされて、姉妹誌の「The Dandy」の登場人物「ブリキのエリザベス(Tin Lizzie)」から名前を取ったバンドが、アイルランドのThin Lizzy。
Fleetwood Mac / Then Play On: Celebration Edition (1969)
そのジョン・メイオールのバンドにクラプトンに代わって参加したピーター・グリーンと、リズム隊のミック・フリートウッド、ジョン・マクヴィがメイオールのバンドを脱退してつくったブルーズ・ロック・バンド。マクヴィは先のアルバムにも参加。
当時は、まだシングル中心で楽曲を作っていたらしく、同じアルバムでも発売国やCD化のタイミングなどで、収録曲が全然、違うんですが、多分、漏れなく入ってるヤツで、Judas Priestのカヴァーで知られる「Green Manalish」も収録。一応、Amazonのリンクを貼っておきますけど、Amazonはこういうときにバージョン違いの検索性がクソすぎて、違うヤツかも(アフィリンクを貼りやすいから貼ってるだけで、自分はHMVで買うので)。
バンドはこの後、ピーター・グリーン先生の混乱と脱退を受け、女性メンバーを入れて全く別バンドとして成功。そっちも持ってない。そのうち買う…。
なお、プロデュースはバンド名義で、エンジニアは後にDeep Purple, Rainbow, Black Sabbath, Iron Maidenなどとの仕事で知られるマーティン・バーチ。
Beck, Bogert & Appice / Beck, Bogert & Appice (1973)
先日、逝去されたティム・ボガートとカーマイン・アピスのリズム隊とのバンド結成を熱望したジェフ・ベック先生の念願叶った唯一のスタジオ盤…て、あれ、ライヴ盤の方を買ったつもりがスタジオ盤が来てしまった。どっちも持ってなかったけど。ライヴ盤も買わくなくては…。
なお、古いロックを聴いてる人には当たり前すぎる話ですが、エリック・クラプトン脱退後のThe Yardbirdsに参加したのが、ジェフ・ベック。その次がジミー・ペイジ(一時、同時在籍)。ベック脱退後に、ペイジがバンドを刷新して、New Yardbirdsを一瞬名乗った後に正式な新バンドとなったのが、Led Zeppelin。
ベック・ボガート&アピス-SACDマルチ・ハイブリッド・エディション-(完全生産限定盤)(SACD HYBRID)
- アーティスト:ベック・ボガート & アピス
- 発売日: 2016/07/20
- メディア: CD
Deep Purple / Stormbringer 35th Anniv.Ed. (1974)
古いバンドはメタル直系の超有名どころでもライヴ盤を買うと満足してしまって、いつまでもスタジオ盤を買わないんですよねぇ*1、という、Deep Purpleのデヴィッド・カヴァデールとグレン・ヒューズを迎えた第3期の2作目。
ギターのリッチー・ブラックモア先生をはじめメンバー全員、バンドをまとめる気は既になく、各々がやりたいことをやりたいようにやったのに、奇跡のバランスでバンドとして成立している最後のスタジオ作。
それまでエンジニアだったマーティン・バーチがバンドとの共同プロデュースに昇格。 まあ、前述のようなバンドの内情でしたのでね…。
そのグレン・ヒューズがDeep Purple参加前にやってた、Trapezeもデラックス版でCD化されておりまして、というか、むしろ、そっちを見かけたついでにDeep Purpleも一緒に買おう、って流れだったのに、Trapezeの方は在庫切れてたので、また後日。
Trapezeは、ヒューズの他、ギターにメル・ギャレー(後にWhitesnake)、ドラムにデイヴ・ホーランド(後にJudas Priest)のトリオで、グレン・ヒューズのソウルフルなヴォーカルを活かしたファンク・ロックをやってたバンド(最初の1枚は5人編成)。
ちなみに、別に古いやつだけ買った訳ではない。今日届いたのは、BMTHの発売日だったから。
・BABYMETAL / 10 Babymetal Years
・BAND-MAID / Unseen World
・Botanist / Photosynthesis
・Bring Me The Horizon / Post Human: Survival Horror
・Carcass / Despicable
・Dark Tranquillity / Moment
・The Dead Daisies / Holy Ground
・Enslaved / Utgard
・Linkin Park / Hybrid Theory 20th Anniv. Ed.
いやあ、Linkin Parkの1stも、なんか出たときは、「売れ線だなー」とか思って後回しにしてたら、買ってなかったんですよねー。Napster全盛期だったこともあり。
*1:ライヴ盤はベスト選曲+この時代のバンドだと演奏もライヴの方がいい