Beerhouse³ 営業日誌

ものづくりの街、新潟県三条市でビール屋やってます

2016年10月6日(木)~10日(日)の営業について

 どうも。新潟県三条市の中心部、「本寺小路」でクラフトビールを中心とした飲食店「Beerhouse3」を、とりあえず何とか営業しております店主いけのです。

 久しぶりに書きますが「3」は正確には上に小さく「Beerhouse3」と書いて、「ビアハウス・さんじょう」とは読まずに、英語読みで「キューブド」です*1

 まあ、正式名称とかどーでもいーですよ、「本寺小路のビール屋」です!

 

 さて、10月6日から10日まで、次のとおり変則的な営業となりますので、よろしくお願いします。

 

 6日(木) 「燕三条工場の祭典」公式レセプション@三条ものづくり学校 出店のため、店舗休業

 7日(金) 三条バル街参加のため特殊営業

 8日(土) Loud Park 2016@さいたまスーパーアリーナ「視察」のため休業

 9日(日) 8日に引き続き「視察」

 10日(月) 月曜定休

 

以下、詳細

 

6日(木) 燕三条工場の祭典公式レセプション

 当店は、新潟が誇るスワンレイクビールさんのビール3種類を樽生でお持ちします。

 ・越乃米コシヒカリ仕込みビール

 ・アンバースワンエール

 ・IPA(季節限定)

 

コシヒカリ仕込み

 ビールは大麦のお酒ってイメージの方も多いと思いますが、実は大麦だけで作ると結構、甘くなってしまうので、米を使うことで、すきっと仕上げることは日本はもちろん、欧米でもよくあります。ところが「コシヒカリ」って米は結構、甘さに特徴がある米だとも思うんですよね。

 スワンレイクビールさんの「コシヒカリ仕込み」は、スキっと飲みやすいながらも、優しい甘さがほのかに感じられるバランスの優れたウマいヤツです。

 

アンバー

 アンバーは、スワンレイクさんのフラッグシップ。アンバー(琥珀)と言うよりルビーのような美しい赤色に、大麦の深い深い甘みを感じるビールで、でも後味は意外とスキっと飲めてしまうウマいヤツです。

 

IPA 

 普段からクラフトビールを飲んでいる方には今更説明不要の「インディア・ペール・エール」、IPAは、スワンレイクさんの場合、秋冬の限定ビール。ホップの香りとホップの香りとホップの香りと、そしてホップの香りにホップの苦みが強烈なウマいヤツです。

 

 以上、3種類を同一価格、3サイズで提供いたします。

 

 個人的には、深いロースト感を是非、コーヒー好きに飲んでほしい「ポーター」も捨てがたかったのですが、そちらは現在、お店の方で提供しております!

 

 「工場の祭典」イベント全体の詳細は下記から。台風は6日朝には過ぎてしまうようですが、過ぎた後には気温が下がる予報で、夜はちょっと肌寒いかもしれませんね。

 

kouba-fes.jp

 

アクセス | 三条ものづくり学校

 

7日(金) 三条バル街

 「バル」とはスペイン語の「バー」のことで、スペインでは1軒の居酒屋に長居するのではなく、スタンディングのカウンターで、ちょっとしたおつまみ(ピンチョス)で1杯引っ掛けたら、次々にお店をハシゴするのだとか。

 そんな「バル」のように飲食店の集積地を楽しもう、というイベントが全国で開催されており、当地でも数年前から若手経営者団体を中心に実施されてきました。

 普段は敷居が高い料亭などにも、ちょっと1杯立ち寄れる、というのが魅力のようです。

 

 まあ、当店はスパニッシュなバルではありませんが、ヨーロッパのビール屋を意識している面もあり、元々、ふらっと1杯立ち寄れる店を目指しておりますので、バル街ならでは、というメリットもあまりないかもしれませんが*2、今回、参加させていただきます。

 なお、当店のカウンター席は、元々、スタンディングでの利用も念頭に入れて高めの寸法で設計しております。せっかくの機会ですので、バル街のお客様はスタンディングでご利用いただき、ちょっとヨーロッパな雰囲気をお楽しみください。

 また、バル街以外のお客様用に、奥に数席、着席用の席もご用意しますが、入口付近の混雑、オペレーションの混乱等、ご迷惑をお掛けする場合がありますので、ご容赦ください。

 

バル街のビール

 実際、どの程度のお客様がお越しいただくか読めないこともあり、混乱を避けるため、バル街のお客様は原則として、当店のオススメビール1種類を提供させていただきます。

 それがこちら、アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴのセイント・アーチャー・ブルーイングの「ペールエール」。

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 現在、世界のクラフトビール・シーンで最も熱いのは何といってもサンディエゴだと思うのですが、カリフォルニアと言えば、サーファー、スケーター、ボーダーなどのXスポーツや、写真家、画家、音楽家なども多い地域。

 セイント・アーチャーは、それらの人たちが「自分たちのライフスタイルに合ったビール」を求めて、他の醸造所で実績を持つ醸造家を誘って、2013年に立ち上げられた、まだ若い醸造所。

 

 クラフトビールを飲みあさっているマニア向けであれば、もっとエクストリームでインパクトの強いビールもあると思います。ただ、それは好き嫌いが激しすぎて、まだクラフトビールを飲んだことがない人たちには間違った先入観も与えてしまうかもしれなません。

 初めましてのみなさんに、「クラフトビールってこんなもの」としてオススメするには、飲みやすく、かつ「大手のビールとは全く違う飲み物」としてのクラフトビールを十分にご理解いただける、大変、優れたバランスのビールとして、このセイント・アーチャー・ペールエールをオススメさせていただきます。

 

 なお、「どうしてもビールが苦手だけど、コーヒーは飲める」という人には、スワンレイクビールのポーターを、「苦いのはとにかくダメ」という人には、ビールの常識を覆す色鮮やかで飲みやすいビールを得意とする富山県・城端麦酒の「ブラッドオレンジ」もご用意いたしますので、ご用命ください。

 

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 ビールが苦手、という人も是非、ダマされた!と思って飲んでみてください。

  車を運転される方、未成年の方には、ソフトドリンクもありますよ。

 

 

 指定のビールが終わった場合には、他のビールに変更させていただく場合があります。 

 また、通常利用のお客様は、バル街指定メニュー、その他のビールからご自由に選んでいただけます。

 

バル街のピンチョス

 バル街のチケット1店あたり700円、ということで、当店、小さいサイズのビールは普段500円でお出ししておりますが、それに加えて、当日のスペシャル・ゲストシェフによるピンチョスをお出しします。

 ゲストシェフは、三条市を代表するものづくり企業の社長さんで、世界各国の出張時には高級店だけでなく、地元民しか使わないような(そして地元民に絶大な支持をされるような)隠れた名店も掘り当てる料理好きで、今年の夏にはスペインの美食の町、サンセバスチャンにも行ってきたばかり、という「あの人」が厨房に立っていただけます。

 

 先日の試作の結果は、こんな雰囲気。

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 右上から時計回りに、生ハム、タコガリシア風、トルティージャ(スペイン風オムレツ)、カリー・ヴルスト、の4種で、このうち2品を選んでいただける予定です。さらに、シェフの気まぐれで数量限定の追加もあるかもしれません。

 試作時に人気だったものの、正式メニューから見送ったこんなものも。

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 限定メニューもそうですが、ピンチョスも仕込んでしまえば、後は出すだけ、というメニューも多いので、某・社長は早い時間にしか、お会いできないかもしれません。

 

 バル街は午後4時からのイベント・スタートですが、当店は通常どおり午後3時から営業しておりますので、よろしくお願いします*3

 

 そうそう、ピンチョスに使うパン!

 サンフォレットさんに三条産小麦*4*5のバゲットをお願いしております! 

 

 なお、ピンチョスは十分な数量を用意する予定ですが、終わってしまった場合には、当店の通常おつまみに変更させていただきますので、ご了承ください。

 いまのところ、インド風の鶏肉の酢漬け(チキンピックル)、6Pチーズのスモーク、スモークナッツ、元祖浪花屋の柿の種…の順番で、徐々に劣化して、品物を変えてお出しすることになろうかと考えております。 

 

8日(土)、9日(日) Loud Park 2016

 Heavy Metal Rules the Wolrd! See ya in the Mosh-Pit!

 

www.loudpark.com

 

*1:英語で3乗は立方体(cube)の体積なので。ちなみに2乗はスクウェア

*2:バル街は1軒700円ですが、当店通常ビール1杯500円からでチャージなし、なので安さだけで言えば普段の方が安く終われる

*3:バル街メニューも準備できたところからフライングしちゃって…いんじゃないかな…

*4:生産しているのは工場の祭典にも参加する内山農園さん。いけのと同い年

*5:それを製粉しているのは白熊さんとのことで、なにげに高校同学年