ラザニアについて調べていたら、ラザニアというのは、ラザニアに入っている「板状のパスタ」のことを指す(ということは知っていましたが)のであって、我々がラザニアだと思っている、あの料理はイタリア語では、正式には「ラザニア・アル・フォルノ」のと呼ぶらしいですよ、みなさん。
と言うわけで、どうも。新潟県三条市の中心部、「本寺小路」でクラフトビールを中心とした飲食店「Beerhouse3」を、とりあえず何とか営業しております店主いけのです。
まずは、「ラザニア・アル・フォルノ」を解説するウィキペディア・イタリア語版当該記事。
「アル・フォルノ」ってのは、「オーブン焼き」とか、そんな意味らしいです。
って訳で、イタリアには、ラザニア以外にも色々な「アル・フォルノ」がある模様。
イタリア語全然わかりませんが、Google翻訳で英訳すると*1、シンプルな料理過ぎてアジアからヨーロッパにかけて似たような料理は数々あり、ハッキリした起源は不明なものの、北部ではルネサンス期の宮廷料理として、ミートパイの進化形として、南部ではアラブ系の料理からの発展形として、という異なる2つの起源から発達してきた調理法である…と書いてある気がする。
そうなると、当店で先日メニューインした「ラザニア風うどん」も、正式には「うどん・アル・フォルノ」と名乗るべき、という気もしないではないですが、「ラザニア」は「ラザニア」だと思うわけですよ。
特に、1980年代に小学生時代を過ごした者としてはね。
なお、先ほどのイタリア語版ウィキペディア「ラザニア・アル・フォルノ」から他国語版リンクをたどると、メイン記事のタイトルとしては単に「ラザニア」ってページに飛ぶほか、イタリア語版のパスタ単体での「ラザニア」ページからは、他国語版リンクは一切、存在しないので、イタリア以外では日本と同じ扱いの模様*2。
まあ、考えてみれば、わが国ではそもそも「パスタ」ですらも、小麦粉をこねたヤツ*3ではなく、それを使った料理全般を指す言葉に変化しつつある気がしますし、それを言ったら、「うどん」ですらも、あの小麦粉の太い麺類を指すのか、あの麺類を使った料理全般を指すのかあやふやではある。
ちなみに、当店でお出ししている冷凍うどんをレンチンしてラザニアっぽく食べるって発想のネタ元は、高円寺メタルめし主宰、ヤスナリオさんの「極らくメシ」です。「深夜特急めし」に続き、お手軽なのに「うま死!」なメニュー満載でオススメdeath!