正確無比な調剤を行う管理薬剤師|フリー写真素材・無料ダウンロード-ぱくたそ
どうも。新潟県三条市の中心部、「本寺小路」でクラフトビールを中心とした飲食店「Beerhouse3」を、とりあえず何とか営業しております店主いけのです。
電話が嫌いです。
日常生活でも根本的に、直接、顔を合わせて人と話しているときですら「聞いてる?」と怒られる(聞いてないんですが…)くらい注意力が散漫…というか、他のことに気を取られがちな脳みその持ち主でありまして、電話だと、相手が何か音声を発していることは認識していても、言語として処理していないことが、ままあるのです。
さらに、現状、ワンオペで回しているので、火を使っているとか何か作業をしていたり、あるいは接客中であったりすると、出ることができません。
そういうわけで、このブログをはじめ、電話番号はあまり公開していないのですが、ところどころ、やむを得ず掲載した電話番号から、ときどき営業電話が掛かってくるのです。困ったことに。
で、先日、提携先を探している市内の薬局、を名乗る人から営業の電話がありました。
いや、薬局を名乗ったと思いますが、先述のとおり、電話口に出た直後はだいたい脳みその回路が混線しているので、知人からの電話ならともかく、初めての人に名乗られても、しばしば言語として処理できていないことが…。
けれども、たぶん、薬局だと言った気がします。名称は言語化できておらず、後でネット検索して確認しようと思ったのですが、検索もできません。
提携というのは、その薬局が今後(今も既に?)フリーペーパーを発行し、そのペーパーを設置いただける店舗を探すとともに、設置店舗の紹介をWeb版(ペーパー版でも?)で行いたい、というもの。
残念ながら当店には、フリーペーパーを置くような余裕はないし、当店が考える理想的な利用者像と、(一般的にイメージできる)薬局の利用者増(≒乳幼児を持つ母親や高齢者?)がリンクするとも思えないので、その旨、お伝えしたところ、あっさり引き下がられたので、話はそこで終わりました。
ですが、もし、その薬局が普通の利用者像とは違った利用者イメージを持っていて、うちのような本寺小路のビール屋ときっとマッチするであろうから、是非、1度詳しく話を聞いてくれ、ということであれば、それはそれで興味深い取り組みであり、面白そうなので、話を聞いてみてもいいかな、とも思ったところです。
いや、あっさり引き下がられたので、たぶん、そんなに特殊なイメージはお持ちでないのでしょうし、先述のとおり相手の名前もはっきり聞き取れていないので、もはや、こちらから再度、お尋ねすることもできないのですが。
それなりに有名な話ですが、なぜ薬局がドラッグストアとなって、雑貨や食品を、しかも、かなりの破格で売るようになったか、と言うと、薬だけを売っていても、人はそれほど頻繁に店頭へ足を運んでくれないので、それらの格安商品を「目玉」として特に薬剤を必要としていないときから、日常的に足を運んでもらい、いざ、薬剤を購入するときにも選択肢としてイメージしてもらう、という戦略をとってきた薬局は多いようです。
その足を運んでもらう頻度を上げる手段として、価格競争ではなく、独自メディアを発行する、というのは、興味深い手法ではないでしょうか。
もちろん、どういう情報を掲載し、どういう消費者に、どういうルートで届けるつもりなのかが、あの営業電話だけでは、さっぱりわからないし、今からたどることもできないのですが。
今、高齢者が増加し、その医療費が確実に国家財政を破たんに追い込み、また医師の数が足りなくなることが予想される中で、それなりに軽度の疾病であれば、わざわざ病院に行かせない方がよいのでは、という議論もあるところです。
日常的な行動習慣、ルーチンとして医者に行って薬を貰い、世間話をして帰ってくるような人は、病院ではなく、たとえば、薬局に直接行ってもらってもよいのではないか。
日本では医師法によって医師以外の医療行為が厳格に制限されているので、中々、難しいところではあるのでしょうが、たとえば、どちらかと言うと、医療行為よりも、精神面での日々の安寧のために、どこか体に良さそうな行動、出かける場所が必要な人であれば、出かける先がドラッグストアであってもよさそうな気はします。
なので、もしも、そういう取り組みを目指しておられるのであれば、興味深いし、お話を聞いてみたいところだ、と思った次第です。まあ、それでも、当店の利用者層とは、リンクしなそうではあるので、何かご一緒できることがあるのか、とんと想像もできないのですが。