Beerhouse3営業日誌

ものづくりの街、新潟県三条市でビール屋はじめました

米Alternative Press、Warped Tourと日本の夏フェス

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 どうも。新潟県三条市の中心部、「本寺小路」でクラフトビールを中心とした飲食店「Beerhouse3」を、とりあえず何とか営業しております店主いけのです。

 

 アメリカのロック系メディア、Alternative Press(AP)が2017年の音楽賞(APMA)候補者を先日、発表しておりました。

Nominees for 2017 APMAs announced—vote now! - News - Alternative Press

 

 去年は授賞式のスペシャル・パフォーマンスで、Judas Priestロブ・ハルフォードがBabymetalと共演して話題になってましたけど、そういえば、肝心の受賞者が誰だったかは見た記憶すらない…。

Watch Babymetal perform with Judas Priest’s Rob Halford at 2016 APMAs - News - Alternative Press

 

 個人的には、APって1990年代後半のポップ・パンクの雑誌ってイメージなんですよね。あと、ちょっとオルタナ/オルタティヴ・メタル*1。イギリスのKerrangとかは、もうちょい当時からメタル寄りだった気がするんですが。

 もちろん、ここ数年、APが日本語版Webも立ち上げたりして、改めてネット経由で目にするようになって、先ほどのロブとベビメタさんのように、ちょっとメタル寄りになった…と言うか、メタルコアスクリーモあたりの台頭によってメタルがパンク側に接近したことで、自分の守備範囲にも関わるようになってきた、って印象ですが。

 

 いずれにせよ、APの顧客層ってのは音楽好き(…って時点でクラスの人気者ではないのかもしれないですが)の中でも、少し洗練されてて時代の流れに敏感な人たち、ってイメージです。

 

 ところが、今年のノミネートのラインナップを見て、「ああ、アメリカではこの辺が人気、出始めてるのかー」というバンドの名前を見ても、全然、来日する気配がなかったり(パンク系のバンドは、そもそも初めて名前を見るようなバンドも多いんですが)。

 それじゃあ、今、取り上げられているようなバンドは、アメリカでもマイナーかっていうと、実際、この辺のバンドは、今年のWarped Tourには結構、出るんですよねぇ。

 

 APとWarped Tourがそもそもタイアップしてるんでしたっけ?

 というか、そもそも、APMAをこの時期に実施するのも、Warped Tourの事前プロモ的な意味があるような気もするんですが。

 

 Warped TourはスニーカーのVansとずっとタイアップしている、それこそ、スケート・パンクとか、ちょっと流行に敏感な感じの夏フェスです。

 Warped Tourは、アメリカの夏休み中を通して全米をサーキットするので、たとえば日本のフェスだと、サマソニとかと日程が被る部分もあるんですが、10年くらい前(15年?)は、日程調整できる範囲で、Warped Tourの主力や期待の若手が、サマソニにも結構、出ていたような気がします。

 ところが、今年は全然、この辺のバンドが本当に来日しそうもないし、サマソニにも出ないんですよねぇ。

 

 もちろん、APMAの「Breakthrough Band」にOne Ok Rockがノミネートされているあたり、日本の市場が成熟してきて、日本にも優秀なバンドが増えてきたから、わざわざアメリカのバンドを連れてくる必要がない、って側面もあるとは思うんですが。

 今年のサマソニで言えば、東京2日目、大阪初日のホルモン、マンウィズ、ベガスとかその辺と言いましょうか。

 

 いや、オッサンとしては、ちょっと寂しいじゃないですかー、と、そういう話です。

 同じオッサン向け音楽でも、Loud Parkは、1980年代(以前)のシーンにフィットしてもう少し上の世代向きな雰囲気が年々、強くなっており(今年のSummer Sonicは90年代ポップパンク勢もやたら出ますけど)。

 まあ、90年代のメタル自体が冬の時代でしたからね…。

 

 以上、世の中の流れを眺める、的な話。

 以下、メタル的な余談。

 

 とりあえず、今年のAPMA、候補者を見てみると、今の時代は便利なもので、知らないバンドを見かけて、バンド名にマウスオーバーして右クリックで検索かければ、YouTubeでPVに一発でヒットするので確認すると、知らないバンドは、案の定ポップ・パンク勢で安心する次第。

 

 メタル寄りのバンドでは、I Prevailってバンドは初めて知りましたが、これはいいですね。2014年にFearless Recordsの「Punk Goes Pop Vol.6」でテイラー・スウィフトをカバーしてた他、EP出して、2016年にアルバム・デビュー、という、まだ若いバンドの模様。

 


I Prevail - Blank Space (Taylor Swift Cover) - Punk Goes Pop Vol. 6

 

 というか、テイラー・スウィフトが脱カントリーして、ポップ化した後、全然、興味なくなってたんですが、この曲自体はすごいクオリティ高い気がします。

 その他では、Pierce the Vail(バンド名は知ってた)、Waterparks(これも新人)は自分の守備範囲からすると、ちょっとパンク寄りすぎますけど、曲によってはいいかも。

 

 なお、ベスト・ギタリストのところに、Teppei Teranishi from Thriceとかいて、うっわー、懐かしい、と思ったオッサンであります。

 2000年前後のデビュー作リリース時には、IncubusHoobastankLinkin Parkあたりと並んで(後者2つにも日系人メンバーがおり)、ちょいちょい雑誌で目にしてましたけど、自分の中では、Thriceもちょっとパンクっぽ過ぎる感じでスルーしてたので、最近の活動状況とか、全然、知らなかったんですが。

 

Punk Goes Pop 6

Punk Goes Pop 6

 

 

Lifelines

Lifelines

 

 

 

 

*1:APとオルタナ系ロックは90年代を通じて相互に発展しあってきたのだけど、名前が「オルタナティヴ」なのは、単なる偶然らしい