Slayerが1986年にリリースした3作目のアルバムは「Reign In Blood」、そのアルバムの最終トラックは「Raining Blood」。ややこしい。
という訳で、どうも。新潟県三条市の中心部、「本寺小路」でクラフトビールを中心とした飲食店「Beerhouse3」を、ヘヴィメタルは流さずに営業しております店主いけのです。
本題の前に、「Still Reigning」ツアーからの“血の雨”が降り注ぐ中での「Raining Blood」動画。
Slayer - Raining Blood - Live - Still Reigning - HD
という訳で、アメリカ・カリフォルニア州サンディエゴのストーン・ブルーイングが他社とコラボレートして送り出すヘヴィメタル・インスパイアド・シリーズ、2月のメガウィートに続いて、第2弾「デイスレイヤー」が登場です。
ストーンて何? メガウィートて何? って話は、前回のをよろしく。
今回はメイン州に拠点を置くメイン・ビア・カンパニーとのコラボレーションで、ジャンルは、インディア・ペール・ラガー。
1800年代にイギリスで流行していたペール・エールを参考に、南ドイツで生まれた、よりすっきりとしたビール、ペール・ラガーが現在、世界の主流ビール。一方、植民地インドに輸出するためペール・エールを濃くしたのが、現在、世界のクラフトビールの主流となっているインディア・ペール・エール。
で、そのインディア・ペール・エールのエクストリームさをペール・ラガーに持ち込んだのが、インディア・ペール・ラガーってことです。ざっくり言うと。
以下、公式解説を。
インディア・ペール・ラガーはメタルの帝王によく似合う
グラスを下ろせ、メロイック・サインを掲げろ
ダンスとヘッドバンギングの関係は、音楽とメタルの関係と同じだ。言ってみれば、お前らのじいちゃんばあちゃんが聴いてる音楽に対する、腕をぶん回し、タトゥーを入れて、ヤバい目つきの問題児も同じこと。おそらくは、お前らのじいちゃんたちが飲んでたヤワくて軽い、コーンや米を使ったマガイモノのラガー(AAL=アメリカ式副原料ラガー)は、人畜無害な店内放送の液体バージョンだ(じいちゃんたちが悪い訳じゃない、あの人たちにはお前らと違って選択肢がなかったんだ)。そういう音楽を聴かないと決めたお前らには、メタルの帝王にふさわしいラガーを飲む権利がある。バブルガム・ポップにインスパイされた、水で薄めたような量産品のラガーじゃない。
俺たちは伝統的なラガーのレシピを持って、メインとストーンの醸造技師たちに絶叫、リフ、激しさ、創造と破壊を依頼し、その結果、このロックにふさわしいインディア・ペール・ラガーが生まれた。ヘヴィなホップ、ズ太いモルトのデイスレイヤーのアンコールは、さわやかな切れ味で、意外にも飲みやすく、予想以上に飲み続けてしまう。それを「ただの騒音だ」と言うヤツらもいるだろうが、それが俺たちの「詩」だ。
新鮮さを満喫し、激しくロックして、1日を終わらせろ(Slay Your Day)。
※ざっくり訳してますので、英語得意な方は原文をお読みいただき、間違いなどありましたら、ご指摘くださいませ。
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