どうも。新潟県三条市の中心部、「本寺小路」でクラフトビールを中心とした飲食店「Beerhouse³」を、とりあえず何とか営業しております店主いけのです。
カップ麺をコーヒーで戻す記事が2つ続きましたが、もうちょい真面目な実験の協力者を募集しています。
告知が間近になって恐縮ですが、2020年12月8日(火)午後7時から。定員は3人くらいです。
3人も来ないと思っているので、申し込みは不要ですが、事前に立候補していただくと準備する数量は増やせます。
以下、詳細。
実験内容
内容は、先日のコーヒーもその延長にあるのですが、人間の感じるおいしさは味覚だけではなく、嗅覚にも支配される、という実験です。
で、カレーのスパイス。
あれも唐辛子が辛さ*1を感じる以外は、少し苦味があるくらいで、そう強い味はせず、だいたい香りを出すために入れているんですよね。
と言うことは、まったく別の料理を用意しておいて、最後にカレーのスパイスを足すと、それはカレーになるのではないか、というのが今回の実験です。
正確に言うと、ベースの料理は何でもいいわけでもなくて、カレーの味のベースになってるのは、タマネギを炒めて、トマトを煮詰めたヤツですが、それって別にインド以外にもいろんな国にありますよねぇ、という。
一応、ベースになる料理は4種類を用意。で、1人で4人前を食べるのはキツイので4人で1/4ずつシェアしませんか、という趣旨です。
実験の背景
まあ、うまくいったらレギュラーメニューに載せるための実験ではあるのですが、このところ、うちのメニューからカレーを外しています。
食べていただいた方から結構、評判良かったんですが、そもそも、ウチに来て、食事をする人が圧倒的に少ない。
で、4月に感染症が広がってからは、そもそもの来店者数が激減している中で、ますます食事をする人がいない。
冷凍しておけば、1か月くらいは持つんですけど、やっぱり風味が落ちてしまう。
9、10月くらいから客足が戻ってきて、ちょいちょい「カレー辞めたんですか?」って聞かれるんですけど、まあ、まだ仕込んだ分を使い切れる分量ではない。
というところで、賞味期限が1か月以上あるレトルトの食材を用意しておいて、そこにスパイスを足したらカレーになるのではないか。これがカレーとして成立するならば、メニューにカレーを復活させられるのではないか、という実験です。
…と、ここまで書いておいて、別にカレー以外の食材を使わずとも、レトルトのカレーを用意しておいて、そのまま(あるいはスパイスを追加して)出せばいいんじゃないの、と今さら思いつきましたが、それはまた別の話。
カップヌードルにコーヒーを入れる話はこちら。いや、これも文字ヅラ読むときの印象よりは、ワリとロジカルで真面目な実験ですけどね。
*1:これも正確には味ではなく、物理的な刺激