どうも。新潟県三条市の中心部、「本寺小路」でクラフトビールを中心とした飲食店「Beerhouse3」を、とりあえず何とか営業しております店主いけのです。
アーティスト名アルファベット順に比較的聴きやすいアルバムをお送りする店内BGM、このところ80年代比重高めでしたが、今週は70年代から2枚。
- W.E.T. (Sweden-Hard Rock) / W.E.T. (2010) ← 3週目
- Zeno (Germany-Hard Rock) / Zeno (1986) ← 2週目
- Atreyu (US-Metalcore) / Lead Sails Paper Anchor (2008)
- Bad Company (UK-Hard Rock) / Bad Company (1974/2015)
← Van Halen (US-Hard Rock) / 1984 (1984) - Cozy Powell (UK-Hard Rock) / Over The Top (1979/2017)
← Y & T (US-Hard Rock) / Mean Streak & In Rock We Trust (1983/1984/2013)
- Bad Company (UK-Hard Rock) / Bad Company (1974/2015)
- Cozy Powell (UK-Hard Rock) / Over The Top (1979/2017)
Bad Company (UK-Hard Rock) / Bad Company (1974/2015)
Free解散後のポール・ロジャース(vo.)とサイモン・カーク(ds.)に、デヴィッド・ボウイとの活動で知られるMott The Hoopleのミック・ラルフス(g.)、The Who、Deep Purple、King Crimson人脈につながるボズ・バレル(b.)によって結成されたスーパー・グループで、名前が「悪い仲間」とか。
英米では商業的にもそれなりに成功を収め、70年代の名盤としては必ず名前が挙がる1枚ではありますが、日本ではたとえばLed Zeppelin、Deep Purple、Black Sabbathあたりの大御所と比べると、まったく評判を聞かないし、まあ、ブルーズ・ベースで地味ではある…。
逆に、このユルい雰囲気が、昭和歌謡ばりに酒場の音楽としてすごくいい気もしますが…。
2015年発売の2枚組はディスク2に、アウトテイク、シングルB面曲などを収録しております。
Cozy Powell (UK-Hard Rock) / Over The Top (1979/2017)
アルファベット順に使っていく場合、ソロ・アルバム、個人プロジェクトは名前でいくか名字でいくか迷うところですが、PじゃなくてCでコージー・パウエルの1970年代のソロ・アルバム。
Rainbow脱退直前に日本のポリドールからオファーされて作成された3枚のアルバムの最初の1枚。
タイトル・トラックの「Over The Top」は当時、Rainbowなどでコージーのドラムソロの際に演奏していた、チャイコフスキーの「序曲1812」をテーマにしたものです。
参加メンバーはベースにCreamのジャック・ブルース、キーボードはRainbowの同僚、ドン・エイリー、ギターはWhitesnakeのバーニー・マースデンが2曲、 ColosseumやHumble Pieに参加したデイヴィッド“クレム”クレムソンが2曲、そしてゲイリー・ムーアが1曲で参加
…なのですが、ライナーノーツで、コージーが「The Loner」について、「ジェフ・ベックに弾いてもらうつもりがダメだったんで、ゲイリーに弾いてもらった。あとクレムソンも」って言ってるんですよね…。あくまでクレジットは、クレムソンだけなんですが…。
「The Loner」は、Jeff Beck Group時代のコージーのバンドメイト、マックス・ミドルトン(key./この曲のみ演奏も参加)がジェフ・ベックのために書いた曲で、ゲイリー・ムーアは、1987年のアルバム「Wild Frontier」でカバーしてます。
なお、今回、持って来てる2017年発売のボックスには「Over The Top」のボーナス・トラックとして、「The Loner」のギター違いの別テイクも入っているんですが、こっちもゲイリー・ムーアの後のソロとは、だいぶ違うんですよねぇ…。
クレジットされてないけどオリジナルでもゲイリーが弾いてるのか、これとは、さらに別のゲイリー・ムーア・バージョンもあるんですかねぇ…。先ほどのコージーのインタビューは1990年代のものらしいので、コージーの記憶違いなのか…。
参考までに、「The Loner」アルバム発売直後1980年1月のライヴ映像。クレムソンがギター。キーボードはミドルトンとエイリーの2人体制。
ゲイリー・ムーアによるカバー。
ついでに1番目と同じ番組(イギリスBBC?)に、ゲイリー・ムーアが1978年の「Back on the Streets」リリース後に出演した映像がありまして、メンバーが、フィル・ライノット、スコット・ゴーハム、ドン・エイリー、そしてコージー・パウエル。ちょうどThin Lizzyに参加する前後で、ドン・エイリーとはColosseum IIから共に離脱したころですね。
THIN LIZZY + GARY MOORE / PHIL LYNOTT [ DON'T BELIEVE A WORD ] LIVE
- アーティスト: コージー・パウエル,デヴィッド・カヴァーデイル
- 出版社/メーカー: Hostess Entertainment
- 発売日: 2017/12/20
- メディア: CD
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