Beerhouse³ 営業日誌

ものづくりの街、新潟県三条市でビール屋やってます

2018年5月終了時点での営業状況

f:id:bh3master:20170131183820j:plain

 

 どうも。新潟県三条市の中心部、「本寺小路」でクラフトビールを中心とした飲食店「Beerhouse3」を、とりあえず何とか営業しております店主いけのです。

 

 毎月の経営振り返り、とっくに書いた気になって上げていなかった5月の振り返りです。既に6月も後半ですが。 

 

(目標達成率)

  対理想的目標
売  上 来店者数 客 単 価
5/ 1 - 5/ 6 77% 87% 88%
5/ 8 - 5/13 45% 66% 68%
5/15- 5/20 35% 40% 89%
5/22 - 5/27 53% 68% 77%
5月平均 52% 65% 80%
対現実的目標達成率 74% 80% 91%
2018年累積 46% 57% 79%
2017年平均 57% 68% 83%
2016年平均 54% 73% 74%

 

 ボロボロの4月に比べれば、さすがに暖かくなってきて、復調傾向にありましたが、5月と考えると、もうひと伸び欲しいところでした。対前年、対現実的目標で考えると、4月のマイナスを打ち消すどころか、さらに悪化をしております。

 

 まず、第1週はさすがに連休ということもあり、数字だけを見ればそう悪い状況ではありませんが、連休中と考えると今年は曜日の並びが悪いわけでもなく、もう少し欲しいところでした。

 なにしろ過去2年、5月の連休は8月の夏休みと並んで最も来店がある週で、来店者率では理想的目標の100%を超えていましたので。

 5月全体の鈍さへの影響も、この第1週が伸び悩んだことが一番効いている印象です。

 

 2週目は連休明け、祭り前ということもあり、こんなところかと思います。

 

 鬼門の3週目は、祭り明けと考えても少し伸び悩んだ印象がありました。連休、祭り明けの反動で落ち込むところとは言え、平日はそこそこの来店がありました。

 一方、週末の金曜土曜がボロボロで、当店の収益構造として、金曜はともかく、土曜にコケると平日がどれだけよくても、週全体としては悪化してしまうこともあり、危険水準となりました。

 本来は、3週目のテコ入れ作として打ち出した初心者向け勉強会も、多くの方にSNS等でシェアしていただいて、リーチとしては伸びたのですが、実際の参加者数、売上、利益には結び付きませんでした。

 むしろ、イベントがあることで、初心者以外の皆さんから「今日は避けておこう」というマイナスのインセンティブが働き、来店が鈍った可能性もあるのかもしれません。

 

 特にメディアへの露出がない中で、5月、6月と新規来店がまた増えてきている印象はあるので、このリーチが奏功している可能性もありますが、定量的には計測できていません。

 

 あまりクラフトビールに詳しくない方、特にビールがそれほど好きではなく、普段カクテル類を飲んでいるような人に、どうやって来ていただくか、というのは最も重要な課題の1つです。

 その点、SNSを通じた発信は、どうしても既に当店に興味を持っている人への通知に終わりがちで、当店の存在を知らない人へのリーチをどう図っていくかは、現状、口コミ以外での有効策がなく、引き続き検討が必要です。

 

 4週目も平日はまずまずの数字でしたが、週末が3週目に比べればマシなものの、週末としては寂しい数字に終わりました。

 

 また、4月にも書いたヘヴィユーザーの常連さんの来店頻度が減少している件とも関連していますが、客単価がやや下落傾向にあるので、注文点数の向上策なども検討必要です。

 

 さて、毎週日曜で締めて定休日月曜の後、火曜日からを1週とし、1日の入る週は新しい月、というカウント方法のため、7月1日が日曜日で、6月26日(火)からの週は既に7月分。つまり、6月、つまり上半期も今週末を残すのみです。

 ようやく暑くなってきてビール・シーズン到来といった印象なのか、6月はまずまずの数字で終わりそうですが、2階席の稼働を含め(現状、エアコンがないため真夏の営業は躊躇するところですが)、下半期は、何とか上半期分のマイナスを少しでも取り返せるよう、注力していきます。

 また逆説的に考えると、別にクラフトビールの場合、夏以外にも飲めるビールはいくらでもある訳で、そこの訴求方法も夏の間に織り込んでいく必要がありそうです。