どうも。新潟県三条市の中心部、「本寺小路」でクラフトビールを中心とした飲食店「Beerhouse3」を、とりあえず何とか営業しております店主いけのです。
バンド数が少ないPとQから、メタルを使わないはずのBGMなのに、やや反則気味にメタル寄り…と言うか普通にメタル・バンド2枚です。
- Motion City Soundtrack (US-Emo) / I Am The Movie (2003) ← 3週目
- Nelson (US-Hard Rock) / After The Rain (1990) ← 2週目
- Ozzy Osbourne (UK/US-Hard Rock) / No More Tears (1991) ← 2週目
- Paradise Lost (UK-Gothic Metal) / Host (1999)
← Jeff Beck (UK-Hard Rock) / Blow By Blow (1975) - Queensryche (US-Prog.Metal) / Rage for Order (1986)
← Lostprophets (UK-Alt.Metal) / Liberation Transmission (2006)
Paradise Lost (UK-Gothic Metal) / Host (1999)
デスメタルからスタートして、1995年の5作目、「Draconian Times」と、続く「One Second」でゴシック・メタルを確立したイギリスのParadise LostによるメジャーのEMI移籍後第1弾の通算7作目。
…メタルは使わない方針なんですが、本作は「メジャー移籍してポップになった」と当時、さんざん批判されたくらいメタル要素が薄いゴシック・アルバムで、特に酒を飲みながら聴くには、耽美的な感じが悪くない…とは言え、メロディはやっぱり暗いんで、実際に使うか微妙ですが。
バンドはその後、ゴシック・メタル路線に回帰して現在も活動中。
しかし、英米のメタルが死んでた1990年代後半、イギリスでマトモに活動してたメタル・バンドって彼らとリー・ドリアン先生のCathedralくらいしか思いつかない。
Queensryche (US-Prog.Metal) / Rage for Order (1986)
日本では「クイーンズライチ」と表記されることもある「クイーンズライク」の2作目。NWOHMムーヴメントでイギリスのメタルが盛り上がる中、アメリカ・シアトル出身ながら、Iron Maidenやプログレ系バンド並みのドラマチックな構築性、抒情性で欧英で高く評価されたバンド。
次のコンセプト作「Operation: Mindcrime」(1988)でメタル・シーンでの地位を確固たるものにし、その次の「Empire」(1990)でグラミー賞ノミネートに加え、商業面でもビルボード・トップ10入りを果たす…のだけど、同じシアトル出身のNirvanaはじめ、若いバンドの台頭により、メロディアスで装飾的なメタル自体が古臭い音楽とみなされた上、メンバー間の対立から迷走、メインソングライターでギターのクリス・デガーモが脱退。さらにその後、2000年代に入って、対立の中心にいたヴォーカルのジェフ・テイトも脱退して…るみたいですが、80年代の活動しか知りません。
冷静に考えたら、さすがにビルボードに入った「Empire」の方がポップな気もしますけども、意外にこの2作目も大仰すぎずに、いい感じなんですよね。80年代のメタル・バンドだと、まだハードロックとそれほど大きく分かれていない面もあり。