Beerhouse³ 営業日誌

ものづくりの街、新潟県三条市でビール屋やってます

Kindle Unlimited、みなさんどうですか

はい、ビールと本、新技術好きのみなさん、こんにちは、新潟県三条市クラフトビールの店をやってる、いけのです。

 

Amazonの月額読み放題サービス、Kindle Unlimited、前々から気になってはいたのですが、先月、少し読みたい本があり、1か月無料ってことで入ってみました。で、とりあえずは更新せずに1か月で契約解除したので、1か月の使用感を備忘録として書いてみる。

 

「これを読んだか? 読め」というものがあれば再加入するので、リコメンドください(正確には今日明日あと2日契約が残っている)。

 

アフィリンクを貼っておく。まあ、ヤメましたという記事を読んで加入する人がいるかは謎。

 

 

 

以下、感想。

 

長文を読むのに向いてない

そもそもKindleで本を買うことすらなくて、Kindleで本を読むこと自体初でした。

で、自宅のデスクトップWindows PCにKindleアプリ入れて読んでたんですが、長い文章は読みづらいですよね。普通のWebページよりも読みづらい。紙の本に比べたら圧倒的に読みづらい。長時間集中して読めない。

 

文字間とかフォントサイズとかを自分好みにカスタマイズすれば解決するのかもしれませんが。あと、スマフォやタブレット、あるいはKindle専用端末(今でも開発が続いているんですか?)にアプリ入れて読むとかなら、もうちょっと読みやすいのかもしれない。

 

でも、PCでは長文を読もうという気にならなかったんだ。

 

 

低品質コンテンツが多い

「いかがでしたか」系のまとめサイトかよ、というくらいクソみたいな本が多いですよね。今ならStable Diffusionグラビアとかも山ほど出てくる。出してる側が完全にアフィサイトと同じ発想で、粗製乱造して、たまに当たればいいや、というのが透けて見える。

 

まあ、月額課金で1冊1冊は無料だから、読者にとってはクソを掴まされてもムダ金を捨てることにならず、抵抗感がない、というのはあるんだと思います。それでも、Amazonが対策を講じないと長期的には致命傷になりそう。

 

実際、通信販売サイトとしてのAmazonは中華系粗悪品が溢れて、通販サイトとしては使うのヤメたという声もありますよね。

 

ChatGPTが話題になりだした頃、「誰でも文章を大量生産できるからこそ、大手出版社の編集能力、ネームバリュー、ブランド価値が効いてくるはず」と指摘している人がいましたが、実際にそうなりつつある。

 

無料なので読んでもらうハードルが低い、という点では既にアフィリエイト・ブログ、有料noteや有料メルマガをやって文章を書いている人には新たな課金手段として有効なのかもしれません。新しい読者を獲得するチャネル、というよりは(検索の中で個人の出版物は埋もれやすい)、自分でSNS等を通じて誘客する手段を既に持っている人が、読者の課金ポイントを増やす手段として。自分が今回、加入したキッカケもSNSで見かけた人の本を読むのが目的でした。

 

前述の読みにくさを解消するために、紙で出版する機能もあるみたいですし。

 

 

意外とUnlimited対象外

で、ゴミをよけつつ検索掛けて、こんなのも無料で読めるのかー、という有名作品や良さそうな本がヒットしたと思ったら、それはUnlimitedの対象外で普通に別料金だったりする。

 

まあ、そりゃそうですよね。世の中、そんなに甘くないですよね。

 

 

雑誌を読むにはいいかも

そんな中にコンスタントに良コンテンツに当たりそう、と思ったのは大手出版社が手掛ける週刊誌/月刊誌が結構、Unlimited対象になっている。定期購読してる雑誌が複数ある人は、その金額でついでにライバル雑誌もとりあえず読める、という意味で入る価値があるかも。バックナンバーも結構読める。

 

記事の長さ的にも、Kindleで読むのが苦痛にならない程度の長さのものが多いし。

 

ただ雑誌も「コレが無料で読めていいの? コレが読めるなら、じゃあアレも?」と検索すると、それは対象外だったりもする。

 

そして「無料でいいの?」の反語ではない純粋な問いとして、出版社的にUnlimited対象にしていて、制作費を継続して捻出できるビジネスモデルなのかは謎。デジタル版は広告を消しているみたいだし。そもそも雑誌の広告モデルというのも30年前に比べると信じられないくらい出稿が減ってますよね。

 

ただ、Netflixレンタルビデオ店の代替というよりは、連ドラに力を入れているように、月額継続課金というAmazon側のビジネスモデル上、継続的にコンテンツが補充されていく雑誌というメディアは相性がいいはずなので、通常の出版物よりも手厚く支援されていたりするんでしょうかね。

 

 

洋書で進む著作権対策

出稿する側の著作権者としては安心できる話ではあるのですが、ユーザ側からすると使い勝手が悪くなるよね、という要素で、いくつか洋書を読もうとしたところ、著作権管理が日本よりも厳格そうでした。試験的に海外から始めていて追々、日本もこうなるのかは不明。

 

まずデータをダウンロードする場所の制約があり、自分が当初設定したフォルダからは保存場所を切り替えないと、読むことすら出来ない。

 

そして前述のとおり、Kindleアプリからは読みづらいので、〇〇にブチ込んで××しようとすると、読もうとした洋書は全て対策が講じられていて対応不可能でした。

 

著作権からしたら安心できる材料ではあると思うのですが。

 

 

求ム、リコメンド

という訳で今日明日を残して契約延長しないことにしましたが、最初に書いたとおり、「コレ、読んだか? 読め」というオススメのコンテンツなどありましたら、教えてください。

 

この端末で、こういう設定で読むと小説でも読みやすいよ、という設定のTipsなどもあれば是非。

 

Kindleバイス使ってる方は感想も教えてください。高級モデルもあるんすね。一番高いコレはいわゆる電子ペーパー/電子インクでしょうか? 高いと言っても、Kindleサービスの販促には不可欠だろから、同じ能力の他社デバイスよりは割安で売ってそう。

 

 

 

ヘッダイラストは今日もTrinArt先生。電子書籍ってことでサイバーパンクに寄せたかったけども、TrinArt先生は普通にプロンプトを入れると、こういうアニメ絵になりがち。

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