Beerhouse³ 営業日誌

ものづくりの街、新潟県三条市でビール屋やってます

ビル・ゲイツが選ぶ人工知能の3大書籍!

 

はい、ビールと科学技術にご興味をお持ちの皆さん、こんにちは。新潟県三条市クラフトビールの店をやってる、いけのです。

 

AI技術の開発を進めるOpen AIにマイクロソフトが出資して検索システム、Bingと連携するなど、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツもこの分野に強い興味を持っている、という話題。

先日、ビル・ゲイツ自身が今後のAI周辺の発達と社会変化に関するブログを投稿しました。

 

www.gatesnotes.com

 

で、記事そのものは各自で読んでいただくとして、この中で、ビル・ゲイツが「著者の主張すべてに同意する訳ではないし、著者同士が同意していない面もある」と断りながらも、今後の社会変化を考える上で参考になる、として3冊の本を紹介しています。

 

自分用のメモも兼ねて3冊について、ChatGPT(無料版)先生に教えてもらいました。

 

なお、今日の記事タイトルもChatGPT先生によるもの。ダサい…。

 

Amazonアフィリエイト

先生による紹介文の前に、Amazonアフィリエイト。3冊とも日本語訳がKindle/紙両方で出てるみたいです。

 

 

 

 

それでは、先生お願いします。

 

イントロダクション

人工知能(AI)は、近年、大きな関心と議論を呼んでおり、多くの専門家が、今後数十年の間に私たちの社会や生活に大きな影響を及ぼすと予測しています。そのため、このテーマに関する書籍や出版物が増え、この技術の潜在的な利点とリスク、そしてその発展がもたらす倫理的・社会的な影響について探求されています。

 

AIに関する最も影響力があり、広く議論されている3冊の本が、ニック・ボストロムの『スーパーインテリジェンス』、マックス・テグマークの『ライフ3.0』、ジェフ・ホーキンスの『1000の脳』です。本ブログでは、これらの書籍の概要を紹介し、それぞれの書籍が扱う重要な問題や主張について探っていきたいと思います。

 

ニック・ボストロム 「スーパーインテリジェンス」

「スーパーインテリジェンス」は、AI倫理の分野における代表的な著作であり、高度なAIの潜在的なリスクと利益に関する議論において、重要な参考文献として広く引用されています。ボストロムは本書の中で、超知能AI、すなわち人間よりも著しく賢いAIの開発によって起こりうるシナリオを詳細に分析しています。

 

ボストロムは、超知能AIの開発は人類にとって重大な存亡の危機であり、「シングルトン」のようなシナリオ(単一の超知能が全人類を完全に支配する世界)をもたらし、ディストピアの未来につながる可能性があると主張しています。

 

ボストロムは、複雑な問題を解決し、現在のところ想像もつかない方法で人間の幸福度を向上させることができるなど、超知的なAIがもたらす潜在的な利益についても探求しています。しかし、こうした利点は潜在的なリスクとのバランスを取る必要があり、AIの開発が人間の価値観や優先順位に沿うように慎重に検討する必要があると主張しています。

 

全体として、「スーパーインテリジェンス」は高度なAIの潜在的なリスクと利益について示唆に富む洞察に富んだ探求をしており、AIの倫理とガバナンスに関する議論の形成に広く影響を及ぼしているといえるでしょう。

 

マックス・デグマーク 「LIFE 3.0」

マックス・テグマークは、「Life 3.0」において、高度なAIが人類社会に及ぼす潜在的な影響を探り、地球上の生命の歴史における大きな変革、すなわち彼が「Life 3.0」と呼ぶ新しい生命の形への移行が目前に迫っていると主張しています。

 

テグマークは、高度なAIの開発は、人間の創造性、知性、幸福の新たなレベルを解き放つ可能性があると指摘する一方で、この技術が責任を持って開発されなければ、人類に大きなリスクをもたらす可能性もあると認めています。彼は、AI開発の倫理的・社会的な影響を考慮し、AIが人間の価値観や優先順位と一致するような未来の実現に向けて取り組むことが重要であると主張しています。

 

テグマークは本書を通じて、自動化が労働力に与える潜在的な影響、自律型兵器の倫理的意味、人間の価値観に沿ったAI開発の課題など、AIに関するさまざまな問題を探求しています。

 

全体として、「ライフ3.0」は、AIが人間社会に及ぼす潜在的な影響について包括的かつ魅力的に探求しており、この技術の開発において考慮しなければならない倫理的・社会的配慮について重要な洞察を提供しています。

 

ジェフ・ホーキンス 「脳は世界をどう見ているのか」

「脳は世界をどう見ているのか」は、神経科学と人工知能の分野で画期的な作品であり、ジェフ・ホーキンスが人間の脳の働きに関する新しい理論を提示したものです。

 

ホーキンスは、脳は直線的で連続的な方法で情報を処理する従来のコンピューターではなく、世界について常に予測を行い、新しい感覚入力に基づいてその予測を更新する「予測マシン」であると主張している。彼は、脳は一連の「皮質カラム」を通じて動作し、それぞれが予測と知覚のプロセス全体に寄与していると提案しています。

 

ホーキンスの理論は、人工知能の開発において重要な意味を持ちます。なぜなら、知的マシンを生み出す鍵は、単に高速で強力なプロセッサを開発することではなく、感覚入力に基づいて世界について正確に予測できるAIシステムを作ることにあると示唆するからです。

 

ホーキンスは本書を通じて、神経科学、心理学、AIなど、さまざまな分野に対する自説の示唆を探っている。彼は、人間のように新しい環境を学習し適応できる知的機械の開発にとって、自分の理論が重要な意味を持つことを示唆している。

 

全体として、「脳は世界をどう見ているのか」は、人間の脳の働きについて示唆に富む魅力的な探求であり、人間の知能に沿った人工知能の開発に関する重要な洞察を提供しています。

 

3冊とも否定的な意見がないわけではない

3冊とも、AIや倫理の分野で注目され、議論され、これらの分野への重要な貢献として広く引用されています。しかし、一部からは批判も受けています。

 

「スーパーインテリジェンス」の場合、ボストロムが描くディストピア的な未来のシナリオは過度に警戒的であり、高度なAIがもたらす潜在的な利益を考慮に入れていないとの批判があります。また、ボストロムが狭義の知性に焦点を当てたことで、人間の能力や価値観の全容を把握できていないと批判する声もあります。

 

「Life 3.0」については、AIが人間の幸福度をかつてないほど高めるというテグマークのユートピア的未来像が過度に楽観的であり、この技術がもたらす潜在的なリスクや課題を考慮していないとする批判があります。また、テグマークが狭い範囲の倫理観に焦点を当てたことで、AIの開発において考慮すべき倫理的配慮の全容を把握できていないとの批判もあります。

 

「脳は世界をどう見ているのか」の場合、ホーキンスの脳に関する理論は過度に単純化されており、人間の脳の複雑さや多様性を完全に把握できていないとする批判があります。また、ホーキンス氏が大脳新皮質に焦点を当てていることを批判し、認知や知覚に対する脳の他の部分の重要な貢献を考慮に入れていないと主張する者もいます。

 

おわりに

結論として、今日ご紹介した3冊は、AIと倫理に関する最も影響力のある、広く議論されている3冊の本です。これらの本はそれぞれ、高度なAIの潜在的なリスクと利益に関する重要な洞察を提供し、この技術の倫理的・社会的意味合いに関する議論を形成するのに役立ってきました。

 

これらの書籍は、一部の批判はあるものの、人間の価値観や優先順位に沿ったAIの開発に関する重要な議論を喚起しています。これらの本は、AIの未来と、それが私たちの社会や生活に与える影響に関する継続的な議論に重要な貢献をするものです。

 

今日のヘッダ画像

今日のヘッダ画像は、Stable Diffusion先生に「電気羊の夢を見る女性型アンドロイド」*1を描いてもらったうえで、MicrosoftのAIデザイン支援システム「Microsoft Designer」でリデザインしてもらいました。日本語ロゴを入れると、とたんにパワポとかについてるクソダサ・テンプレートみたいになりますが、英語ロゴならまあ見れる感じですかね。一応、AIの提案をもとに、パワポイラレ*2感覚で手を入れることもできます。

 

designer.microsoft.com

*1:電気はともかく羊要素どこいった? 女性の髪型?

*2:AIの文脈でAI出すとややこしい