Beerhouse³ 営業日誌

ものづくりの街、新潟県三条市でビール屋やってます

ヒマなので映画を見ている(10)「バットマン vs スーパーマン」

 どうも。新潟県三条市の中心部、「本寺小路」でクラフトビールを中心とした飲食店「Beerhouse³」を、とりあえず何とか営業しております店主いけのです。

 

 9月3日(金)~16日(木)まで新潟県から時短要請が出され、当店も午後7時ラストオーダーで閉店するので、夜、仕事が終わった後、ヒマじゃん。

 てことで、今まで見ようと思って見てなかった映画をマトメ見する。

 

 昨日16日で一応、時短は終わり、なので、今後見続ける時間を作れるか不明ですが、とりあえず最終日は、「バットマン vs スーパーマン」。

 この辺、ネトフリのラインナップの基準が不明で、第1作のスーパーマン映画「マン・オブ・スティール」から見ようとしたら、そちらは配信がなくて、第2作のこちらがあったので、とりあえず見た。

 ただ、こちらは上映時間が2時間半あるものの、さらに30分追加したアルティメット版があるらしく、そちらはネトフリにはない。マニアは金を払ってアルティメット版を見るから、オリジナルはタダで見せてやるよ、的な?

 

 

 

 【あらすじ】

 地球を救うと同時に破壊をもたらすためにヒーローでありながら反感を買うスーパーマン。自分の親を殺害されたことをキッカケに、法に従わず自分独自の正義に基づき私的に裁きを続けるバットマン。二人のヒーローがお互いの正義に従って、お互いを排除しようと動く…。

 

 …と、あらすじを書いてみたものの、第1作の「マン・オブ・スティール」を見ていないせいか、あるいは監督の構想から30分も切り捨てているせいか、また、原作コミックの世界観を把握できていないせいか、ストーリーは正直、よく分からない。

 特に、スーパーマンがなぜ世間で嫌われているか、バットマンはなぜスーパーマンを憎むのか、また、バットマンが私的な制裁を行っているとはいえ、スーパーマンはなぜバットマンと共闘するための説得ではなく、バットマンを抹殺しようとするのか、といった辺りの動機が分かりづらい。

 まだ、バットマンは過去の映画やコミックをいくつか見ているので、両親を殺された復讐から、世間に何を言われようと自分の基準で、私的な制裁を続けるサイコパスで、ある程度、歳を取ってからも復帰する、というエピソードは個人的には承知しているのですが、その辺の描写も正直、初見の人には伝わりづらい、と思われます。

 スーパーマンのライヴァルで、スーパーマンの舞台、メトロポリスにおける、ゴッサム・シティブルース・ウェイン的な大企業経営者、レックス・ルーサーの存在が、話に幅を持たせるどころか、単に、人間関係をややこしくしているだけ(2人のレックスとの距離感が不明なので2人の動機をますます曖昧にしている)なのも勿体ない。

 

 連続ドラマ/コミックではなく、映画、というフォーマットを考えると、バットマン、スーパーマン、それぞれを描くのではなく、どちらか一方をヴィラン(悪役)と割り切って感情移入させず、どちらか一方からの視点に偏った映画にした方が分かりやすかった気がしますね。

 特殊能力を持った宇宙人のスーパーマンと、科学技術とトレーニングで強化された人間のバットマン、という表面的な対比に加えて、地球上の義理の両親に愛情をもって育てられたクラーク・ケントと、両親を幼い時に失ったブルース・ウェイン、という生い立ちの違い(そして偶然、母親の名前がどちらもマーサ)も面白いんですけどね。

 ついでにワンダーウーマンの顔見世興行的な扱いも、まあ、続編が気になるのは確かなんですけど、映画で続編前提っていうのも、どうなんでしょうね…。

 

  元々は、「スーサイド・スクワッド」を見たときに単発映画ではなく、シリーズものの第3作で、1作目が「マン・オブ・スティール」ということを知って、公開当時、スーパーマン映画を新しくやるのは知ってたものの、当時は興味がなくてスルーしていたところ、今回、クリストファー・ノーランバットマンの企画中に、デヴィッド・S・ゴイヤーが持ち込んだアイディア、という話を見て、おお、じゃあ、見ようか、という。

 いや、日本の映画会社は、本当に監督とか脚本が誰かをもっと推してくれ。映画の内容や質を決めるのは、それらの人たちなのだから。

 デヴィッド・S・ゴイヤーは脚本家として、「ザ・クロウ(クロウ2)」、「ダークシティ」、「ブレイド」シリーズ、ノーラン版「バットマン」を手掛けている人。勧善懲悪ではない、ダークヒーローもの。80年代以降のアメコミの流れを、アメコミ映画化以前に映画界に持ち込んだ一人。

 ノーランは今シリーズではプロデュースに回って、本作と「マン・オブ・スティール」の監督は、ザック・スナイダー。「ドーン・オブ・ザ・デッド」、「300」、「ウォッチメン」、「エンジェル・ウォーズ」など。

 

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 上にも書いたとおり、とりあえず16(木)で時短終了しましたけど、そうそう24時まで営業になるとも思えないので見れるようであれば引き続き見ていきたいところ。とは言え、ネトフリは本当に配信基準が謎なので、見たい映画がもうあんまりない…。

 

 今後見る映画候補:

 ・セルジオ・レオーネワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ

 ・ダニー・ボイルスラムドッグ・ミリオネア

 ・ザック・スナイダー「エンジェル・ウォーズ」

 ・ギジェルモ・デル・トロ「シェイプ・オブ・ウォーター

 ・フランチェスコ・ファラスキ「トスカーナの幸せレシピ」

 ・デヴィッド・ヴェンド「帰ってきたヒトラー

 ・クロエ・ジャオ「ノマドランド」

 

 上のは全部、ネトフリにない。ただ、ネトフリ、映画だけじゃなくて、連続シリーズもあることに気づいた。「バットマン」前日譚、「ゴッサム」が5シーズン全100話…。きっつ…。

 

 

 連続ドラマと言えば、Black Veil Bridesのアンディが主演の、悪魔と契約したロック・バンドものが映画の後、さらに連続ドラマ化もされているらしいんだけど、これもネトフリにはない…。

 

 

 てことで、まだ、他にもコレ見とけという作品などありましたら、ご推薦ください。

 過去に見てた映画の傾向などは、こちらの記事で。

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